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現代向きな投資ベスト3

先行きが見えない社会で未来のビジョンを描けるような、現代向きの投資は何がベストでしょうか。
日銀は金融緩和の長期化を見据え、長期金利の変動幅を、プラスマイナス0.25%程度と明確にしました。
しかし、日銀が保有するETFの行方や様々な政策は行き詰まりが目立ち、コロナ禍の現在において、効果は不透明という見方があります。
各国の政策に違いはありますが、まだ金融緩和の状態は続きそうです。


今回は、このような状態から始めるのにおすすめの投資をご紹介します。

現代の投資ベスト3はコレ!

資産形成をはじめる時、景気がどのような状態でもその時代にあった投資があります。
金融緩和により、あふれた資金が市場に流れたことで株価が3万円を超えて、バブルの様相を見せています。
テレワークの普及により時間的なゆとりが生まれたことで、お金のことや資産計画を見直す人が多くなりました。
まだ、資産形成をはじめていない人も、機会を逃したと思う必要はありません。
確かに底値は逃したかもしれませんが、投資は中長期にわたる資産形成が基本です。


ここからは、注目されている3つの投資をご紹介します。

株式投資

現代向きの投資の定番と言えば、株式投資ではないでしょうか。
コロナ禍において、投資は世界経済や政府の介入などに影響されますが、まだ伸びしろはありそうです。
株式投資は、配当金、株主優待、株価上昇による売却益を得られる特徴があります。
通常、株は銘柄ごとに100株/口と、売買最低限の単元株数が決められています。
単元未満株を扱う証券会社では、単元株数に限らず1株から購入が可能です。
また、配当金を受ける権利はありますが、議決権は得られません。


最近は、インターネットでも運用が可能なため、日常的に投資ができます。
しかし、株式投資は様々な情報や知識から、伸びる企業を見極める力が必要です。
多くの利益を期待できる反面、予想外の出来事による株価急落で、大きな損失を被ることも知っておきましょう。

投資信託

着実に増やす投資信託なら、少額から積立投資ができます。
投資信託は、投資家から集められた資金を1つのファンドとして運用し、利益が出たら還元される商品です。
また、景気や世界情勢の影響を受けやすく元本保証はされていません。


投資信託には、攻めのアクティブ型と、守りのインデックス型があります。
アクティブ型は、ファンドマネージャーが分析・調査に時間をかけることで、高い収益を出せるように運用します。
一方、インデックス型は市場全体の状況に連動し、基本的に経済指標と同一の運用成績です。
投資信託は、運用方法や投資額を考慮し、長期積立商品として選択されることが多い商品です。

REIT

REITは、Real Estate Investment Trustの略で、J-REITは日本国内の不動産投資信託です。
この投資は、投資家の資金で複数の不動産を購入し、賃貸収入や売買益を決算時に投資家に分配する商品です。
通常の不動産投資は、1件で数百万円から数千万円、規模によっては数十億円の資金が必要になります。
REITは全般的に10万円を超えますが、同じ不動産系の投資でも少額からはじめられます。
また、運営は投資法人が行っているため、税制上の優遇施策の関係で比較的安定した高い利益を得ることが可能です。
しかし、今後の金利政策や政府の介入、投資マネーの動きなどで、基準価格が大きく変動することがあります。
REITは、実際に物件を購入していませんが、通常の不動産投資と同じように自然災害や空室のリスクがあります。

注目されているESG投資

株式や投資信託、REITと同じように、ESG投資も、非常に注目されている投資商品です。
ESG投資とは、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の略です。
投資の判断材料は、企業の経営状態や財務情報ではありません。
企業のESGへの取り組みが判断材料になり、SDGs(持続可能な開発目標)とともに重要な指針です。
国外で広がっていたESG投資は、日本国内でも新たな投資原則として、企業のESG対応が求められています。
企業にとって気候変動や社会問題に対する対応能力は、企業ブランディングに大きな影響を与えます。
対応能力の低い企業は持続可能性が低く、長期的なリスクを抱えると考えられているのです。
また、コロナショック後はESGがより重視され、多くの株主が注目しています。
これからの企業には、気候変動、働き方、生存権などの他に、食品ロスも視野に入れた対応が求められます。

アクティブファンドとインデックスファンド

資産運用は、アクティブファンドとインデックスファンドという、全く異なる投資法に分類できます。
アクティブファンドは、一般的に運用評価の基準になる、ベンチマークを上回る収益獲得を図ります。
対して、インデックスファンドはベンチマークに連動することを目的にする運用です。
日銀のETF購入は、業績が悪化している会社の株が値下がりしにくいなど、価格形成を歪めていました。
株式市場では、企業の価値が適切に評価されず、見直しが見込める企業も存在します。
アクティブファンドは、このような企業の中から伸びる企業を選別し、投資を行います。
今だからこそ、それぞれの運用成果を検討し、ファンドマネージャーの考えを参考にして程よい割合で所有すると良いでしょう。

急増するスマホ投資

キャッシュレス決済が進む中、貯まったポイントを活用するスマホ投資が急増しています。
スマホの電子マネーで決済することで、いつの間にかポイントが貯まり、若い世代を中心にゲーム感覚で運用する人が増えています。
また、アプリのキャンペーンには、当選したら大手企業の株主になれる、くじ引きがあるのです。
このように、スマホ投資は株式投資へのハードルを下げ、幅広い年代で加速しています。
スマホ投資は、3タップで株式が購入できたり、1000円単位で金額指定ができたり、簡単に買い付けできる気軽さがあります。
だた、金融リテラシーが低い場合、投資知識や活用する力を学ばなければなりません。
スマホ投資でも、投資の基本になる分散投資・長期・積立は同じです。
また、プライバシーの侵害を回避するため、信頼できる企業を選択する必要があります。

まとめ

現代向きの投資を、いくつかご紹介しました。
これから先、生活につながる資産形成は、時代に即した適切な商品選びが大切です。
その中で、どれくらいの資金をどのように投資するのか、リスクを考えながら常に新しい商品を取り入れましょう。