投資について学びたいなら 「ひとまなび」

女性も投資をする時代

様々な世代が社会で活躍する時代に、投資を始める女性が増えています。
女性が投資をする背景には、社会で活躍する場が増えたこと、それぞれの立場で資産を見直すきっかけなどがあるのです。
例えば、日々の生活の中で多様化する働き方や雇用形態、介護や老後の現状を目の当たりにすることがあります。
様々な情報が交錯するなか、投資を始める女性が増えているのです。


今回は、投資を始める前に知っておくと役立つ情報をご紹介します。

女性におすすめの投資の種類

女性におすすめの投資の種類は、初めてなら積立タイプがベストです。
そして、慣れてきたら利益が期待できる商品にチャレンジしましょう。

株式投資

株式投資の魅力は、2つの利益と投資方法の多様性です。
2つの利益とは、株式を売買することで得る差益と、一定期間保有することで得る配当金があります。
投資方法の1つは、株価が安い時に購入し買値を上回った時に売却する、順張りです。
もう1つは、株価が高いと判断した時に売却し、安くなった時点で買い戻す、空売りです。
初心者にとって、株式投資はハードルが高いイメージがありますが、最近は株主優待を目的に始める人もいます。
銘柄の選択に迷ったら、自分が好きな製品やサービスを提供している会社、よく目にする話題性の高い業界に注目すると良いでしょう。

投資信託

投資信託の魅力は、少額の資金から分散投資できること、運用を専門家に任せられることです。
多くの証券会社では、毎月1万円前後から投資信託を購入できますが、中には毎月100~1000円程度から始められるものもあります。
投資信託の運用は、ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が投資家から集めた資金をまとめて、様々な株式や債券に投資を行っているのです。
そして、その運用によって得られた成果を、投資割合に応じて投資家に還元します。
初めて投資信託を購入する場合は投資先によってリスクとリターンが異なりますので、投資対象に注目して選択すると良いでしょう。

不動産投資

不動産投資の魅力は、居住してくれる人がいる限り、家賃収入を得られることです。
また、家賃収入の他に不動産価値が上がった時に、売却益を得ることも可能です。
小規模宅地等の特例を併用することで、相続税評価額を引き下げ、節税効果が得られます。
流動性が低いため、長期保有が前提となりますが、家賃滞納や空室などのリスクを回避すれば効率良い投資と言えます。
不動産投資は、全体の資産や税金対策によってキャッシュかローンを選択することで、資産と負債をバランスよく保有すると良いでしょう。

FX

FXの最大の魅力と言えば、少ない資金で多額の投資資金を動かせることです。
外国為替取引であるFXは、常に変動する為替レートを利用した売買で利益を得ます。
例えば、通常、1ドル110円の時に110万円換金すると1万ドルですが、1ドル120円の時なら120万円になり10万円の利益になるのです。
FXは少ない額で多額の取引ができる、レバレッジという方法があります。
レバレッジは、取引証拠金として10万円入金すると最大25倍まで取引でき、レバレッジが10倍なら、100万円の取引ができます。
少額で大きな取引ができるため、うまく市況を予測すれば、大きな利益を得ることが可能です。

iDeCo

iDeCoの最大のメリットは、税制優遇と手数料が低く設定されていることです。
掛け金は全額所得控除、運用益は非課税、受取は退職所得や公的年金と同様の扱いという税制優遇は、大きなメリットです。
自分で運用商品を選択し、60歳以降に年金か一時金として受け取る私的年金の1つで、掛け金の上限は加入者によって異なります。
iDeCoの運用方法は、2種類あります。
1つは、定期預金や保険を主な運用対象にする安定志向型です。
もう1つは、投資信託を主な運用対象にするアクティブ型から自分で選択します。

NISA

NISAのメリットは、年間の非課税枠が120万円あり、最長5年間続くことです。
投資のタイミングは自由で、主に株式、ETF(上場投資信託)、投資信託を中心とした金融商品に投資できます。
このタイプの他に、つみたてNISA、ジュニアNISAがあるのです。
つみたてNISAは、年間非課税枠が40万円まで、最長20年間最大800万円まで税金を抑えながら資産運用ができます。
ジュニアNISAは、0歳から19歳までを対象に年間非課税枠が80万円、最長5年間続きます。
NISAは家族構成や年齢に合わせて、効率的に運用できる方法を選択しましょう。

資産運用のコツ

資産運用のコツは、まず少額から始めることや、余裕資金で行うことが基本です。
ここでは、資産運用のコツについて詳しくみていきましょう。

リスクを避ける投資方法

投資のリスクを避ける投資方法として、長期運用・分散投資・時間の分散があります。
投資は短期間で売り買いするより、長期間持ち続けると価格変動リスクが低くなり、複利効果も期待できます。
また、1種類の金融商品に集中して投資するより、複数に分けることでリスクの分散になるのです。
値動きが異なる商品を組み合わせることで、総合的に補うことができます。
また、時間をずらして購入することで、投資リスクを分散するドルコスト平均法を使うことも大切です。
金融商品の価格が一定ではないため、下がった時に多く買い、高い時に控えることで価格変動リスクを抑えられます。

常に知識を蓄える

投資を始める時は、様々な商品のことを十分に理解し、常に新しい知識を蓄えることが大切です。
株式なら、その企業の業務内容や関連会社、売れ行きや将来性、主要株主や経営者の姿勢などを調べておきましょう。
株式や投資信託、FXなどの金融商品は経済や市況の変化に影響を受けます。
商品に関係する企業の知識があると、影響が及ぶ危険性や有利に動く状況が分かるようになるため、次の投資につながります。

プロに相談する

投資に関する知識は、ネットや本などで勉強することができますが、調べてもどのように解釈すれば良いのか分からないケースもあります。
その場合は、投資信託を購入する証券会社の専属担当者に、相談するのも良い方法です。
また、投資に特化したファイナンシャルプランナーの意見を聞くのも1つの手段です。

まとめ

女性も投資をする時代に、知っておくと役立つ情報をご紹介しました。
市場の影響が多い投資は、一瞬で大きな損失を抱える場合もあるので、常に情報はキャッチしておく必要があります。
もちろん、ご紹介したおすすめの投資の種類も、全くリスクがない訳ではありません。
そのため、まずは少しの額で安全な商品から試してみましょう。