「先生」と聞くと、博識なイメージがあるかもしれません。
しかし、学校の先生でも、投資の知識がある先生は少ないかもしれません。
そこで今回は、先生も知らない投資の世界について紹介したいと思います。
一体、投資の世界とはどういったものなのでしょうか。
ここでは不動産投資や投資信託を例にして、紹介させていただきます。
不動産投資の裏話
不動産投資という言葉は聞いたことがあっても、実際にどの様なものなのか知らないという人もいるでしょう。
不動産投資には、実際に投資を経験したことがある人しか知らないような裏話があるのです。
まずは、不動産投資の裏話について紹介しましょう。
一棟もののアパートは手軽なのか
家賃収入のみで生活できたら良いと思う人もいるかもしれません。
それを実現する場合、大まかに見積もっても40万円から50万円ほどは家賃収入を得られることが望ましいでしょう。
それならば、一棟のアパート経営をするのが手軽であると考えられます。
とはいえ、都心であれば億を超える価格が必要になりますので、神奈川や千葉、埼玉といったエリアにあるアパートがおすすめです。
ただ、郊外の物件は今後家賃の大幅な下落が予想される点は、覚えておいてください。
区分マンションを買い増すのが堅実
一般的な収入の場合、区分マンションを買い増していくという方法のほうが堅実です。
区分マンションの中でも、1Lもしくはワンルームマンションが狙い目となっています。
例を挙げるとすれば、1件で8万円ほどの家賃収入が得られるワンルームマンションを5件持つとすると、40万円の月収が得られるでしょう。
なぜワンルームマンションか1Lが狙い目なのかというと、それは1Lよりも広い2Lあるいは3L以上となれば、全体的に見て賃貸需要が下がってしまい融資が付きにくくなってしまうからです。
他の手段はハードルが高い
不動産投資を行う人の中には、30代にして一棟もののアパート・マンションを10棟も所有しているという方もいます。
それでも、そうした裏では多くの物件から10年ほどでローンが完済できるようなとても利回りの良い物件を選りすぐり、50件程度の金融機関を訪れて頼み込み、何とかして融資をしてもらっているのです。
そして、物件を手に入れてからも満室になるように賃貸経営を主軸にして行っていきます。
このように、不動産投資は甘い世界ではありません。
詐欺まがいの広告に注意
不動産ブームが起き、『都心から100分の場所で田舎暮らし』などといった不動産の広告が多く見られます。
それに、老後に破綻しないための資産活用術を謳った広告も見受けられるでしょう。
しかし、相続等による土地活用や資産活用についての相談会やセミナーは多く行われていて、消費者を余計に不安にさせるような販売商法も少なくありません。
こうした状況には、困惑する人も多いと思われます。
投資の世界には怪しい話も存在するため、正しい知識を身につけてリスクを回避する能力が必要不可欠なのです。
不動産投資をするならここがポイント
新聞やインターネット、テレビなどといった不安を助長するようなメディアのバックに垣間見える、住宅販売会社および不動産会社などの真の目的を見通せるようになることが大事です。
また、税理士もしくはフィナンシャルプランナーなどといった専門家がアドバイスをしている、相談会やセミナーの本当の目的がどこにあるのかを掴むことも必要でしょう。
さらにマンションやアパートの経営をするとしても、新築のものについては注意をするようにしてください。
リスクを知って不動産投資をしよう
何事も、リスクを回避することが重要です。
不動産投資を行う場合も、リスクを考える必要があります。
ここでは、不動産投資(特に中古マンション)をする際のリスクについて紹介いたします。
物件価格などが下落する
賃貸需要があまりない地域では、基本として家賃を下げて入居者を募っています。
ただし人口増加の激しい東京や横浜、川崎といったエリアでは新築物件を建て辛いという事情があり、家賃が大幅に下落するとは考えにくいでしょう。
また日本の不動産というのは一般的に、築年数の経過により価格が下落するものですが、エリアの的を絞ってきちんと管理を行うことで下落の幅も緩やかになると考えられます。
災害や設備故障
火災などの災害は、いつ起こるか分からないものです。
火災の場合は、物件を購入する際に加入することになる、火災保険によって大方は賄うことができるでしょう。
しかし地震保険については、火災保険の半分ほどしか金額が下りないことから、もし投資をお考えであれば、新耐震基準になっている地震に強い物件を選ぶようにしてください。
またマンションの室内には、設備としてエアコンや給湯器といったものが備えられています。
こうした設備がすぐに故障してしまうことは考えにくいですが、もし寿命により故障をしてしまったなら、持ち主の人が修繕や交換をしなければいけない点も、知っておきましょう。
借り手が付かない
不動産投資の最大のリスクは、なかなか誰も部屋を借りてくれず空室の期間が生じることです。
空室ということは家賃収入を得ることができません。
もし空室期間を短くするのなら次々と借りてくれる人がいるような優良物件を選び、良い管理会社を選ばなければいけません。
入居者の募集や退去の立ち会いを円滑にできる、親切さがありスピーディーに対応をしてくれる管理会社であれば、信頼ができるでしょう。
投資信託には課題がある!
投資信託を行っている人もいると思いますが、投資信託には課題があります。
その課題とは、一体どういったものなのでしょうか。
収益構造
株式市場が好調であっても、投資信託で儲けることができないケースがあります。
それは、投資信託が銀行や証券会社といった投資信託を販売している業者の、”手数料ビジネス”の場となっているのが理由です。
投資信託を購入しても収益が上がらず、すぐに手放して勧められた新たな投資信託を購入するというループをしていることにより、投資信託を取り扱う業者は儲かっているでしょう。
業者側は、投資信託を販売する際に額面について投資家から数パーセントの販売手数料を受け取っています。
それだけでなく、解約の時に解約手数料(信託財産留保額)として手数料を受け取っているケースもあるのです。
証券側が、ビジネスモデルの問題として多くの顧客に販売することにより、各種の手数料を販売できているかどうかに重点を置いていることが、これからの課題でしょう。
まとめ
今回の記事では、不動産投資を例にして投資の世界を紹介させていただきました。
不動産投資を始める場合は、一棟もののアパート経営は手軽であると考えられますが、都心で経営するケースでは、億以上の資金が必要になるのです。
このように、投資は少額から莫大なお金が動く世界なのです。
ただ、投資の世界には怪しい話も横行しているので、十分に注意しましょう。
今回の記事で、投資について興味を持っていただければ幸いでございます。
最後までご覧頂きありがとうございました。