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積み立て投資は学生向け

学生の方で投資をしてみたいと考えている方もいると思います。
学生で投資をするなら、積み立て投資がおすすめです。
では、積み立て投資はどうして学生に向いているのでしょうか。


そこで今回は、積み立て投資が学生向けの理由や、学生が資産運用をする際の注意点について、ご紹介いたします。


積み立て投資とは?

まずは、積み立て投資がどういったものなのかをご紹介いたします。
基本的な知識を身につけて、投資にチャレンジしてみましょう。


一定額を積み立てしつつ投資信託を購入する

投資信託は、長期間徐々に資産を増やしていく投資方法となっています。
少額から始められるので、この方法であれば学生でも始められるでしょう。
積み立て投資は、毎月一定額を積み立てしながら投資信託の購入をするというものです。


最近では、毎月数百円ほどから開始できるような積み立て式の投資信託もあります。


どんどんと元本が増えていく

積み立て式の投資信託を上手に運用すると、どんどん雪だるま式に元本が増えていく点が、最大のメリットでしょう。
もし最初の月に1万円を入れて利回りが5%だったとしたら、次の月には利益の500円にプラスして、その月の1万円によって総額20,500円の元本によって運用することになるのです。


積み立て投資がおすすめな理由

次に、なぜ学生には積み立て投資がおすすめなのか、その理由を見ていきたいと思います。
学生におすすめな理由を把握して、そのメリットを活かしましょう。


安定して資産を増やせる

学生だと、お金に余裕のない方も多いかもしれません。
しかし、時間やお金に余裕のない学生でも、安定して資産を増やしていくことが可能です。
投資信託は資産運用のプロが代わりに投資をしてくれるので、講義やバイトに忙しい日々を送る学生でも問題ないでしょう。


それに積み立て投資は、自ら毎月の値段を決定できる点もポイントです。


利益はどのくらい?

毎月1万円を投資した場合と2万円を投資した場合、どの程度の利益が出るのかについて見ていきましょう。
果たして、多くの利益は出るのでしょうか。


毎月1万円投資した場合

毎月1万円を積み立て投資した場合には、10年間で利回り0%だと120万円であり、3%の利回りだと140万円あまりとなります。
もっと長く投資していきたいと思うこともあるでしょう。


30年間続けて投資をすると、利回り0%で400万円以上、利回り3%では600万円近くになるのです。


毎月2万円投資した場合

毎月2万円の投資をしたなら、10年間だと利回り0%で240万円程、利回り3%なら280万円近くになるでしょう。
そして30年という長期間の投資をすると利回り0%では720万円、利回り3%だと1,000万円以上の利益となります。


例えば学生の間から2万円を30年ほど投資していけば、利回り0%でも50代になる頃には1,000万円以上になっている可能性もあるのです。


学生にできる他の資産運用はこれ!

ここで、学生が運用できる投資方法について、紹介していきたいと思います。
投資には色々な種類がありますが、学生にはどういった方法が適しているのでしょうか。
今後の参考にしてみてください。

株式投資

投資というと、株式投資を思い浮かべる人も多いと思います。
株式会社が発行している株券を購入して、配当金を受け取ることや株券を売却することによって生まれた売却益を出す手段が、株式投資です。


株式投資は、配当益と売却益の2つにより儲けることができるでしょう。
金銭的に大きなリターンが見込める点がメリットです。


投資信託

投資信託は、資産運用に詳しいファンドマネージャーが、一般人あるいは投資家からお金を集めて、そのお金によって株式あるいは債権等の色々な金融商品へと投資を行い、その利益を出資者に還元するシステムになっています。


学生にしてみると、少額から開始できるという点が魅力でしょう。
安ければ数百円程度から始められるため、まだ社会人としてお金を稼いでいない学生であっても行うことができるのです。
それだけでなく、ファンドマネージャーが代わりに分散投資を行ってくれるので、日常的にいつ株を買うか売るのかに関して悩む必要もありません。


FX

FXとは『Foreign eXchange』から取られた言葉であり、外国為替証拠金取引のことです。
2種類の通貨を売買して、その為替の差により利益を出すのが特徴となっています。


FXにはレバレッジという機能があり、レバレッジを使うことで最大元本の25倍まで取引ができるようになるでしょう。
FXは少しの元本で大きなリターンが得られる可能性がある点が、学生におすすめの理由です。


学生が資産運用をする際にはここに注意

学生はバイトをしている人もいると思いますが、社会人ではないので投資を始めるには金銭的に厳しいこともあるかもしれません。
では、もし学生が資産運用をするとしたら、どういった点に注意をすれば良いのでしょうか。


学生が資産運用をする際に注意をすべき点について、迫ってみたいと思います。


無理のない運用をしよう

ある人は、初めての投資で大きな儲けが出ることもあるかもしれません。
そういった時には嬉しいものでしょう。
しかし、例え一度の投資で大きな利益が出たとしても、気を良くして自身の生活費や貯金から投資の費用を捻出するようなことはNGです。
資産運用をする際は、無理をしないことが鉄則です。


あまり儲からないことが多い

学生で資産運用を考えている場合、資産を増やせるから始めるという人が多いと思います。
ところが、一般的な学生が持っている元本では、例え投資で成功できても利益はさほど得ることはできないのです。


投資は、簡単に稼げる世界ではありません。
プロが資産運用をしたとしても損を出してしまうことがあるため、投資で成功するには常に情報収集する能力が求められます。


結果に感情を左右されない

色々な種類の資産運用方法がありますが、資産運用の多くにリスクが伴うことを念頭に置いておいてください。
元本が減少してしまうことも少なくないのです。


投資においては、これ以上の損が膨大にならないように、『損切り』をしてある程度のところで損の確定をしなければいけません。
ところが、その投資したお金が生活費から出しているものであれば、何とかして利益を出したいと思うこともあるでしょう。


その様に、感情を左右されてしまい正常な判断ができなくなる可能性もあります。
そうなると、さらに大きな損失を生んでしまうこともあり得るのです。
投資をする際は、投資したお金が無くなってしまうことも覚悟をする必要があるでしょう。


まとめ

積み立て投資とは、一定額を積み立てしながら投資信託を購入するというものであり、どんどんと元本が増えていくでしょう。
学生に積み立て投資がおすすめな理由は、安定して資産を増やすことができる点にあります。


もし学生が投資をするなら、あまり儲からない点を把握しておき、感情に左右されないことが失敗しないための鉄則です。


上記を踏まえたうえで、投資を社会勉強の一環としてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?