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アメリカ人は貯金の代わりに投資をする

日本ではようやく最近になって投資というものが身近なものになってきました。しかしながら、それでもまだまだ抵抗があるという方も多いでしょう。「投資よりは貯金のほうが確実」と考える方がほとんどかと思います。

一方で、アメリカ人は貯金の代わりに投資をすると言われています。

ここでは、アメリカと日本の投資事情について触れていきたいと思います。


アメリカには投資について学ぶ機会が用意されている

あまりご存知ない方も多いかもしれませんが、実はアメリカでは投資が盛んにおこなわれています。というのも、アメリカでは小学生の頃から投資について学ぶ機会が用意されているのです。

株式会社の仕組みや株式市場、経済、クレジットカードの使い方に至るまで
、お金に関する知識を身につける教育プログラムがきちんと整備されているのです。家庭でも家でも親御さんがお子さんにお金について教えるのは当たり前とされています。


日本では、学校で投資について学ぶ機会というのはそうそうありません。お金に関する知識をしっかりと身につける教育の場というのは設けられていませんし、家庭でも親御さんがお子さんにお金について教えるということはそうないでしょう。

むしろ、お金のことを口にするのはあまり好ましくないと思っている方のほうが多いかもしれません。
ただ、このようにアメリカでは子どもの頃からお金に関する知識を叩き込まれるので、投資というものがより身近なものとして、当たり前のものとして利用されているのです。アメリカでは大学生くらいになれば、自分の判断で積極的に株を売買するような学生さんも出てきますし、それは何も珍しいことではないのです。


日本ではバブル崩壊がトラウマになっている

「日本人は貯金、貯蓄を好む」というのは、一般的にもよく言われることです。実際に投資よりは貯金や貯蓄を選ぶという方も多いのではないでしょうか?日本人の個人資産のかなりの割合を預貯金が占めているとも言われています。

これは何も今に始まったことではなく、昔からそういう傾向が見られていました。
日本がどんどん不景気になっていることについてはご存知かと思いますが、昔の日本は経済面では今よりも生きやすかったのです。真面目に働いていれば生活に困ることはありませんでしたし、年金制度もきちんと機能していました。それにプラスして、終身雇用に伴う退職金もあって、銀行の預金金利が5%を超えていましたのでそれなりの貯金をしておけば老後を心配する必要もなかったのです。


ただ、今の日本では真面目に働いていても生活に困りますし、年金制度も実質的には崩壊してしまいました。退職金も期待できず、銀行の預金金利が雀の涙です。

国民が困っていても、国が助けてくれるとは限りません。それなのにも関わらず、貯金や貯蓄への意識だけが変わっていないのです。今こそ投資すべきなのに、多くの日本人が貯金や貯蓄に固執しているような状況なのです。


これはバブル崩壊が深く関係しているものと考えられます。というのも、バブル崩壊で投資による莫大な借金というイメージが拭えなくなっているのです。バブルを抜きにしても投資というのはある程度のリスクがあるものなのですが、バブル崩壊での恐ろしいイメージをいまだに多くの方が引きずっているのです。一種のトラウマと言っても過言ではないでしょう。

だからこそ、余計に日本人は投資に手を出そうとしないのです。


アメリカと日本ではお金への考え方も違う

アメリカと日本ではお金への考え方も違っています。アメリカでは借りられるものはできるだけ借りるというスタンスの方が多く、ローンを組むということに積極的な姿勢すら見受けられます。

もちろん、リスクについては理解をしているでしょうが、少なくとも「借金=悪いもの」と思い込んでいることはあまりありません。
一方で、日本では「借金=悪いもの」という思い込みが根強いです。日本人は借金はできる限りせずに、現金で払えるものはできる限り現金で払うという方が多い傾向にあります。

実際にクレジットカードで分割払いをすることにすら抵抗感を持っているという方もまだまだいます。


例えば、FXに関しても海外FXと国内FXではレバレッジなどにもかなりの差があります。
国内FXはレバレッジが最大25倍となっていますが、今後これをさらに最大10倍にまで制限するという話も出ています。海外FXの場合には1000倍を超えるレバレッジも珍しくありません。

海外FXに関してはアメリカを含めた諸外国ということになりますが、こういったところにも反映されていると考えていいでしょう。


投資で資産を増やしているアメリカ人

アメリカ人は貯金の代わりに投資をしているのですが、その投資によって資産を増やしています。日本人がコツコツと貯金や貯蓄をしている間に、アメリカ人は貯金の代わりに投資をして日本人の何倍もの資産を築き上げているのです。

日本という国がどんどん貧乏になっているのは、こういったところも関係しているのかもしれません。
アメリカ人を目指せとは言いませんが、時代が目まぐるしく変わっていく中で昔のやり方に固執するのはあまり賢い選択とは言えないでしょう。今の日本だからこそ、投資というものに改めて目を向けて、実践していくことで生活がより豊かになってくるのではないでしょうか?

日本という国で馴染みがないだけで、投資自体はそう恐ろしいものではありま
せん。リスクをコントロールしていけば、不景気が続くであろうこれからの世の中で心強い味方となってくれることでしょう。