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インデックス連動型って?

投資と一口に言っても、いろいろなものがあります。いろいろある投資の中に、インデックス連動型と呼ばれるものがあります。何となくイメージができるという方もいるかもしれませんが、インデックス連動型というのは具体的にどのようなものなのでしょうか?

ここでは、改めてインデックス連動型の投資についてご紹介していきたいと思います。


インデックス連動型とは?

市場の動きを表す指数のことをインデックスと表現するのですが、このインデックスと同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法のことをインデックス連動型と呼びます。

インデックスにもいろいろなものがあります。日本の市場で代表的なものと言えば、日経平均株価やTOPIXと呼ばれる東証株価指数などが挙げられます。もちろん、海外市場にもインデックスはいくつもあります。


いくつかあるインデックスの中から特定のものをベンチマークとして連動するように運用していくのがインデックス連動型の投資です。インデックス連動型の投資をおこないたい場合には、インデックスに連動するように設計されている金融商品を購入する必要があります。

インデックスに連動する金融商品は一般的に「インデックス・ファンド」と呼ばれていて、これにもいろいろな種類があります。それぞれで投資収益が異なりますので、いろいろな角度から比較検討し、吟味していかなければいけません。


インデックス連動型のメリットとは?

では、インデックス連動型の投資をおこなうメリットとしてはどのようなものが挙げられるのでしょうか?いくつかピックアップしていきたいと思います。


【わかりやすい】

インデックス連動型の投資は、数ある投資手法の中でも比較的わかりやすいものと言えるでしょう。そのため、投資初心者の方でも安心して始めることができます。

特定のインデックスに連動するように運用される金融商品を購入することになりますので、値動きなどもわかりやすいですし、投資もしやすいのです。インデックスに関しては特別に意識していなくとも、ニュースを見ているだけで情報が入ってきますので、自然と勉強できる部分もあるでしょう。


【コストを抑えられる】

インデックス連動型の投資の場合、コストを抑えられるという部分もメリットになってきます。投資信託では、の商品の性質上、運用を委託する信託報酬を支払わなければいけないのですが、インデックス連動型の投資であれば信託報酬を低く抑えられます。

特に、長期的な運用を考えている場合、信託報酬というのは少しでも抑えられたほうがいいです。
投資信託にはインデックス連動型以外にもいろいろな商品がありますが、手数料などの負担が大きくなるものも少なくありません。インデックス連動型であればコストを抑えることができますので、その分、収益も大きくなりやすいのです。


【手間がかからない】

一般的に投資というと手間がかかるものと思われがちです。確かに手間のかかるものも少なくはないのですが、インデックス連動型の投資であれば手間はかかりません。

インデックス連動型の投資では、インデックスに連動するように設計されている金融商品を購入するだけでOKです。
もちろん、情報を調べたり、タイミングを考えたりといったことがまったく必要ないというわけではありません。

ただ、他の投資手法と比べるとインデックス連動型の投資だと手間はかなり省けるのです。時間がなかなか取れないという忙しい方でも、安心です。


【分散投資につながる】

投資で収益を得ていくためには、分散投資というものが大切になってきます。リスクを分散するための投資方法のことを指すのですが、実はインデックス連動型の投資であればそれそのものが分散投資につながるのです。というのも、インデックス連動型の金融商品は最初から投資対象を組み合わせてあるのです。

自分で分散投資のことを考えずに済むのは、とても助かります。


インデックス連動型のデメリットとは?

先ではインデックス連動型の投資のメリットについてお話しましたが、さすがにメリットばかりというわけではありません。インデックス連動型の投資にもデメリットはあります。


【短期的な運用には向かない】

もともと長期的な運用を考えている方にとっては問題ないのですが、短期的な運用を考えている方にとってはインデックス連動型の投資というのはあまり適していません。

インデックス連動型の投資というのは、その性質上、短期間で大きなリターンを得るということには向いていないのです。というのも、インデックスは極端に変動することはあまりなくて、どちらかというと穏やか値動きとなることがほんどなのです。


【選択肢が限られている】

インデックス連動型の投資ができる商品というのは、思っている以上に限られています。
世界的に見ればその選択肢はかなりのものなのですが、日本では認知度の高いインデックスに連動した商品のみというところがほとんどです。もちろん、今後増えていく可能性はあるものの、現時点では選択肢の少なさがデメリットになってきます。


【投資の経験値にはなりにくい】

インデックス連動型の投資の場合、基本的には選んで購入するだけでOKです。最低限の手間でできてしまう投資手法でもありますので、インデックス連動型の投資をしたからといってそれが投資の経験値とはなりにくい部分もあります。

経験値を求めていない方にとってはどうということはありませんが、投資家としての成長を考えている方にとってはやや物足りないかもしれません。