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バイナリーとユニレベルとは

ネットワークビジネスを開始した際に、どういった報酬プランがあるのか分からないという方も多いでしょう。
ネットワークビジネスには何種類かの報酬プランがあり、それが『バイナリー』や『ユニレベル』といったものです。


そこで今回は、バイナリーとユニレベルの違いや、メリット・デメリットについて見ていきたいと思います。
ネットワークビジネスを行っていくのであれば、報酬プランを決定することも重要になるため参考にしてみてください。


バイナリーとユニレベルの意味や特徴

まずは、バイナリーとユニレベルにはどういった意味や特徴があるのかについて、見ていきましょう。


バイナリーとは

バイナリーは、枝分かれが2つ必須となるラインで構成されている報酬システムです。
自分が紹介した方(ダウンともいう)を、右あるいは左へと振り分けて各ツリーを作っていきます。
ラインは3つになることはないため、3人目からは自身が紹介した方のどちらかの下に着くことになるでしょう。
要するに、自身で紹介した人が新たに誰かを紹介したなら、新たに紹介された人は紹介してくれた人の下に着くのです。


誰を誰の下につけるのかなどを、熟考する必要があるため上級者の方におすすめです。


ユニレベルとは

ユニレベルは、ネットワークビジネスの報酬プランでも最も基本的でありビギナーの方におすすめです。
これは自身の所属するグループの売り上げのうち数%が報酬になるというプランになっています。


ユニレベルを用いている会社により、枝分かれのどの程度(何段目か)までに報酬が支払われるのかが異なり、設定されているレベルに比べて下層にいるメンバーの売り上げは報酬の対象とはなりません。


バイナリーでの収入

続いて、バイナリーでの収入はどの様な仕組みになっているのか、見てみましょう。
計算方法についても要チェックです。


紹介した人数で額が変わる

バイナリーの特徴は、”2系列のダウンをバランス崩さずに育てていく”点にあります。
3人以上を勧誘したとしたら、2人のダウンのどちらかに新たに”ダウンのダウン”が組織へと組み込まれるでしょう。
ダウンが増えていくことによって、自身の報酬も増えていきます。


自身が何人紹介したかだけでなく、紹介者が何人紹介してくれたかが報酬額の変わり目となっているのです。


5人ずつ紹介した場合の報酬を計算

もし自身が5人を紹介したとします。
これを1世代目とし、紹介した人がさらに2人を紹介すると25人となり、3世代目は125人、4世代目には625人となるのです。
5世代目では3125人で、計3905人となります。
各ダウンの方々が月に1,500円分購入して、売り上げの5%が報酬となるならば、3905人×15,000円×5%=2,928,750円となるでしょう。


自身は5人に入会してもらうだけで、300万円近くの月収を得られることになるのです。


ユニレベルでの収入

続いては、ユニレベルでの収入の計算方法や注意点について見ていきたいと思います。
バイナリーとはどの様な違いがあるのでしょうか。


5人ずつ紹介した場合の計算法

ユニレベルで5人ずつ紹介した場合には、1世代目より5%、2世代目は20%、3代目以降からは3%ずつもらえるというシステムであるとします。
1世代目は5人×15,000円×5%=3,750円、2世代目が25人×15,000円×20%=75,000円、3代目以降は125人+625人+3125人×15,000円×3%=1,743,750円です。
それぞれの額を足すと、3,750円+75,000円+1,743,750円で計1,822,500円となります。


同様の人数を勧誘して、同様の額を購入していてもユニレベルだとバイナリーよりも月収にすると100万円以上の差になってしまいます。


ユニレベルの注意点がある?

もし組織の形式が同様であったとしても、報酬割合が変化することによって収入が大幅に変わることに注意しなければいけません。
それもあり、入会をする前に報酬プランについて熟慮することが大事になります。
どのプランであっても、早い段階で収入が得られることや、後になってから収入がグンと伸びるというように、良い面もあれば悪い面もあるでしょう。


また、どれほど良いプランであっても自分の下に着くダウンができなければ収入になりません。


バイナリーのメリット・デメリット

バイナリーには、良い面もあればそうでない面もあるものです。
ここで、バイナリーのメリットとデメリットについて探ってみましょう。


優秀な人が仲間だとメリットがある

バイナリーは、自身が口コミなどを使って紹介者を増やしていくことに不安を感じていても、自身の枝分かれのラインに優秀な人がいれば、収入が自動的に増えていく点がメリットです。
優秀な仲間が多くの紹介者を見つけてきてくれたなら、自身のいるラインも参加者が増加し大規模に発展していくでしょう。


勧誘活動が得意ではなくても、ネットワークビジネスで稼ぎたいと考えている人にとっては、有難いシステムとなっています。
メンバーが増えれば、それだけ紹介者も増加していくため早い段階で収入が得られる見込みがあるのです。


デメリットは他人任せだと稼げない点

バイナリーは、システムに魅力を感じている人も多いこともあり、優秀な人はあまり入らないでしょう。
他人任せにしてもラインは構成されていくことから、何もしなくても自動的に稼げるとしたら、敢えて積極的に活動しようとする人はいないかもしれません。


優秀な人がラインに入ってくれたなら稼げる額も増加すると考えられますが、人のために頑張って動こうという人もなかなかいないものです。
よって、他人に任せっきりでバイナリープランに挑んだとしても、ほぼ稼ぐことはできないでしょう。


それにバイナリープランにおいては、左右両方ともにラインが一律で拡大していかなければ、大きな報酬を得ることも困難になります。


ユニレベルのメリット・デメリット

続いては、ユニレベルのメリットやデメリットについて迫っていきたいと思います。ユニレベルにはどういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。


紹介すれば収入がアップするのがメリット

ユニレベルはとても分かりやすい報酬プランとなっており、皆が同じ単価であり公平性がある点がメリットです。
報酬の増加は、勧誘活動に奮起する労力分となるでしょう。


それぞれのレベルごと、所属人数によって大体の報酬の計算はできますので、報酬が得られるまでの工程がイメージしやすい点もビギナーから人気となっている秘密となっています。


自身の紹介能力がカギになるのがデメリット

ユニレベルのデメリットは、自身の所属するグループの全体から報酬が得られるわけではない点にあります。
ユニレベルを採用している会社では、報酬が入ってくるレベルに制限を設けている企業も少なくありません。


制限している理由としては、早く始めた人が有利になり多くの報酬を得ることになる点が挙げられるでしょう。

要するに、レベル3までと制限されているのであれば、レベル4以降のグループに属する人は報酬が貰えないのです。
それもあり、バイナリープランよりも報酬は少なくなることが考えられます。


まとめ

バイナリーは、枝分かれが2つ以上必要となるプランです。
一方のユニレベルプランはビギナーに適していて、所属グループの報酬のうち数%を貰うことのできるプランとなっています。


バイナリープランは、紹介した人数によって報酬が変わってくるものであり、優秀な人が仲間にいるとより稼ぐことが可能でしょう。
しかし、他人任せという姿勢では稼ぐことは難しいですし、優秀な人がいなければ儲けは少なくなるのです。


よってメリット・デメリットと自身の適性を踏まえて選択することが大切です。