こんばんは、京都ヒトマナビカフェの高田亜紀子です。

先日届いた、会員川端さん撮影の新しい写真集。

「白露に風のふきしく秋の野は」とタイトルがつけられています。

文人、川端さんらしいタイトルです。

百人一首をしたことのある方ならお気づきかもしれません。

百人一首にも選ばれている歌

「白露に 風の吹きしく 秋の野は  つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける」

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秋の京都の美しさ

小学校高学年の時、冬に百人一首大会があり、呪文のように

歌を覚えました。当時は、歌を味わうということは全くせず、

変な語呂合わせをしたりしていたのですが、改めてじっくりと

歌の意味やその情景を想像すると、当時の歌人の素晴らしさを

実感します。

「白露に・・・」の作者は文屋朝康。身分はそんなに高いわけではなかった

ようですが、親子で歌が百人一首に選ばれるほど、歌の才能は認められていた

そうです。

 

草の葉の上で光っている露の玉に、風がしきりに吹きつける秋の野原は、

まるで紐に通して留めていない真珠が、散り乱れて吹き飛んでいるようだったよ。

 

という意味だそうです。

 

時代は移ろえど、そんな情景は現代でも日常的に存在します。

目の前のワンシーンをこんなに美しく感じることができると、

違った世界が見えるのではないでしょうか。

 

文屋朝康氏のように現代の世界をご覧になっているであろう

川端さんの写真集。是非御覧ください。

美しい京都の秋の世界を感じることができます。

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