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京都ヒトマナビカフェの北林佳奈です。
昨日は久しぶりのお茶のお稽古でした。

床の間に掛けてあったお軸には
「秋菊佳色有」(秋菊、佳色に有り)
という言葉が書かれていました。

「秋菊佳色有」は、中国魏晋南北朝時代の文学者・詩人
陶淵明の詩「飲酒其七」の冒頭の一節。

この詩の全文は以下のような意味なのだそうです。

「秋菊佳色有」 

———————————
秋の菊がきれいに色づいているので、
露に濡れながら花びらをつみ、

この忘憂の物(お酒)に浮かべて
この世のことなど忘れてしまう、
杯を重ねるうちに、壺は空になってしまった。

日が沈んであたりが静かになりも
鳥どもは鳴きながらねぐらに向かう、
自分も軒端にたって放吟 すれば
っかり生き返った気持ちになるのだ。
———————————

秋の夕刻に、露に濡れながら花びらをつみながら
お酒を楽しみ、すっかりいい気分になってしまった。
そんな情景がありありと見て取れる、
今の季節にぴったりのお軸でした。

季節を楽しむ。
一日の中で束の間でもそうした時間を持つ。
そんな日々を過ごしたいものですね。