こんばんは、京都ヒトマナビカフェの高田亜紀子です。

3月11日。

日本全国、いや全世界で、たくさんの方々がいろいろな想いを

噛みしめていらっしゃることでしょう。

特別なことはできませんが、「忘れない」ということは、

私でもできることです。

当時の状況を思い浮かべて、合掌。

 

いつの時代も大切にしたい思い

最近、通勤時に読んでいる本をご紹介します。

「全国アホ・バカ分布考」

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何とも奇妙なタイトルの本です。

大阪の「アホ」と東京の「バカ」の境界線は?

「アホ」と「バカ」の歴史はどちらが古い?

・・・真剣に「アホ」と「バカ」に取り組んだ、

人気テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」の企画から誕生した本です。

この本は、日本語教師養成講座に通っていた際に、

言語学の授業で、先生に教えて頂きました。

タイトルは、非常にふざけた印象を受けるのですが、

この企画は、どの言語学者もそれまで踏み込んだことのない、

非常に重要な研究であり、言語学の権威を唸らせた、

非常に価値ある「研究」なのです。

 

まだ3分の1程度しか読んでいませんが、途中報告をさせていただきます。

 

「アホ」「バカ」を意味する表現は、地域によって様々である。

例えば、

「ハンカクサイ(北海道・青森)」「ダラ(北陸)」「ホレ(徳島)」

「アンゴウ(岡山)」「フーケ(佐賀)」「フリムン(沖縄)」

(以下、本文から一部抜粋)

使う言葉は違えども、こんな「些細な」言葉の中に、日本人のよき心性が

潜んでいるのではないか。いかにも婉曲的で、穏やかな比喩に基づく表現が

多い。間抜けな動物たちの名前や、心が虚しいという仏教語、ぼんやり者を

意味する各種の言葉など。日本人は、こんな「些細な」言葉にすらも豊かな

想像力と文化を注ぎ込んでいた。

 

上記のような、筆者の感動が、3月11日、非常に心に響きました。

 

地域によって、使う言葉が違えども、大切にしたい「思い」は、

きっと同じなのでしょう。古事記の時代から受け継がれるこの言葉は、

相手を罵倒する言葉ではなく、愛情を持って、相手をからかったり、

相手とのコミュニケーションを円滑にするための魔法の言葉。

21世紀にもしっかりと受け継がれています。

 

こんな風に、生き残る私達の文化。

3月11日に感じた「思い」も、この先ずっと残していけるよう

できることをしたいと思う1日でした。