こんにちは、京都ヒトマナビカフェの高田亜紀子です。

日本語教師養成講座にかよっています。

昨日から、教育実習が始まりました。

中級、上級と呼ばれるレベルに属して、実際に日本語を勉強している

学習者を目の前に模擬授業をします。

昨日の授業の設定は、超初級。初めて使う教科書の第4課。

時間表現です。

具体的には、時計の読み方。時間を使った表現の仕方を勉強します。

mezamashidokei

意外と難しい時間の読み方

毎日当たり前のように使っている時間表現ですが、案外難しい!!

5分は、「ごふん」。同じ漢字を書いても、50分は、「ごじゅっぷん」

7時30分は、7時半とも言います。

「ふん」と「ぷん」の法則性を理解させ、日本語で時間を言えるように

するのは、案外難しい。

大人の学習者なので、そもそも「時計」の読み方はわかるのですが、

日本語は、少し面倒くさいのです。。。。(笑)

英語だど、1:20は、 one-twenty。 2:40は、two-fourty。

そのままです。「ふん」とか「ぷん」とか、ありませんから(笑)

法則性を伝えるのが難しいだけではなくて、まだまだ4課レベルの

学習者を相手に教えます。それが、難しい。

理解できる日本語表現が、著しく少ないのです。

動詞は、まだ勉強していません!!!!!

「言います」「聞きます」「見ます」などは、基本的な動詞のように

思っていましたが、使ってはいけないのです。。。。。

使ってもいいのですが、使ったとしても、学習者が理解できないのです。

語彙コントロール

この「語彙コントロール」が、指導にあたって、難しい点の一つです。

学習者がどの語彙表現まで勉強しているのか、頭にいれておかないといけません。

語彙だけではなく、文法表現もしかりです。

「こちらのほうが、~~だ。」「~~と、思います。」などなどの表現は、

それを教えるまで使ってはいけません。

度々言いますが、使ったとしても理解してもらえません。

 

クラスメイトに50代後半の男性がいます。

その方は、非常に物腰が柔らかい話し方をされます。以前、取引先の会社の

社員さん向けの講習会講師をされていた経験もあり、人前で話すのは非常に

得意な方です。しかし、その経験が仇となり、学習者に対して

お客さんのように接する、「丁寧すぎる先生」になってしまうのです。

学習者に「~~して頂けますか」「ありがとうございます」と随時声を

かけてしまうことは、しょっちゅうで、サービス精神旺盛なので、

場を盛り上げようと、ジョークを言ったり、余談のネタをたくさん盛り込んで

お話をしてしまわれます。

昨日の実習後、学習者から指摘が入りました。

「先生の授業は、本当の4課の学生にとって、全くわかりません。

 言葉が難しすぎます。」

・・・・厳しい!!!!     でも、事実なのです。

 

私達の先生から、こんなアドバイスがありました。

「明日の授業は、必要なこと以外は喋らない。他は全てジェスチャーで

 授業をやってみたらいかがですか?」

 

先生がおっしゃるには、

まだまだ超初級レベルの学習者の場合、

言葉でコミュニケーションをとるのは、非常に難しい。

非常に味気ないけど、授業が始まるときも、アイスブレイク的に

「今日は暑いですね。先生は、昨日クーラーをつけたまま寝ました。

 皆さんはどうですか?」のような話をしたいです。

でも、彼らは、まだそんな表現を知らないから、言ったところで

混乱するので、できないのです。

「おはようございます。・・・・図書館です。」と、

いきなりイラストを掲げて授業開始です。本当は、アレも言いたい、

これも言いたい。そんな想いはありますが、しばらくは辛抱です。」

なるほど。

相手のことを思った、実に効率的な考え方です。

 

これは、日本語教育だけに言えることではなく、私達の日々の生活

全てにあてはまります。

相手の状況、気持などを鑑みながら、実際にどんな風にどのような量の

情報を相手に提供するのがよいのか。非常に難しいです。

だからこそ、コントロールが必要。

日本語教師養成講座に通いながら、日本語以外の観点も学べる私☆

なんてラッキー♪