京都ヒトマナビカフェの石橋です。
今回はこれまでに書いてきた中国一人旅シリーズの最終回になります。

☆野宿

京都ヒトマナビカフェの石橋です。
今回はこれまでに書いてきた中国一人旅シリーズの最終回になります。

前回、所持金ゼロの状態で上海に一人野宿を決行することとなった
私ですが、上海での野宿はとても怖いものでした。

もしものことがあってはいけないと思い、
バックパックをロープで自分の体に巻きつけ、
パスポートだけはずっと手に持って。

遠い異国の地での野宿ほど怖いものはありません。
何が起こるかわからない。

もしかしたら、襲われるかもしれない。
その恐怖と戦いながら一夜を過ごしました。

中国5写真

☆救い

野宿をしながら、これからどうしようかを必死に、
しかし意外と冷静に考えていました。

今の状況と、状況を打破するための要素がどこかにないか
必死に考えました。大使館に行くという手ももちろんあったのですが、
まずは自分でなんとかしてみようという考えが勝っていました。

その時に、おもいだしたのがフェリーの中で耳にしたあの言葉と
初日一緒に周っていた子の言葉でした。

私は、フェリーの中でご高齢の男性二人と話をしていた時に
こんなことを耳にしていました。

お二人は、中国に銀行口座を開設しにいくのだということを
おっしゃっていました。

それを、思い出した私は、自分も中国に口座を作り
そこに日本から送金すればどうにかなるのではないか?と思いました。

一筋の光が見えた時でした。

そして、もう一つは一緒に中国を巡ったあの子に
「もし、何か困ったことがあったら電話して!!」

といって別れ際に電話番号を教えてもらっていたのでした。

まさか、本当に利用することになるとは思わなかった電話番号に
私は電話をすることにしたのです。

その時の彼は、笑っていましたが快く今泊まってるホテルに
おいでよと誘ってくれました。
そして、次の日、私は銀行めぐりを決行しました。

何店も回ったものの印鑑を持っていない私に口座を開設してくれるところはなく
途方にくれていたところ、ある銀行だけは印鑑なしに開設をしてくれました。

これで一安心と思っていたら、今度は送金ができないという問題が発生。

私はもうここで諦め、大使館に行く決意をしました。
すると、彼が「お金を貸してあげるから、なんとか日本に帰ってみたら」

とのこと。このあとは、なんとか一人で日本に帰ることになります。

これで中国一人旅は終わるのですが、この旅では様々な事を学びました。

異文化の実感。人はひとりでは生きていけないということ。

恩返しをしたくても今の自分には何もできないこと。
なんにしても準備で全てが決まるということ。人の優しさ。

初めての旅を終えて、私の中に一番残ったのは全てに感謝を。
ということでした。ひとりでは生きていけないからこそ、ご縁があり、
人の優しさに触れることができる。

そんなことを身をもって体験した旅でした。

これで、シリーズは完結です。
お読みいただきありがとうございます。