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投資のはじめかた

投資に興味を持ってはいるものの、始め方がわからないまま足踏みしているという方も多いのではないでしょうか?ただ、始め方がわからないというだけで足踏みしているのであれば、それはとてももったいないことです。年金も期待できず、不景気に拍車がかかっていく一方の世の中だからこそ、これからは投資に目を向けるべきです。

ここでは、改めて投資の始め方についてご紹介していきたいと思います。


まずは口座の開設から

投資を始めるためには、金融機関に口座を開設しなければなりません。株式投資であれば証券会社の口座、投資信託であれば証券会社の他にも銀行などの金融機関の口座、FXであれば専用の取引業者などの口座が必要になります。

基本的にはそれぞれの運用先に向いた金融機関というものがありますので、運用先を決めた上で金融機関を決めていくことになります。もし複数の運用を考えているのであれば、それぞれに合った金融機関を選んでいくようにしましょう。

ちなみに、主要な証券会社の口座であれば、株式投資や投資信託、FXの取引も可能となることが多いです。口座開設の手続きに関しては、ほとんどの金融機関でも同じようなものです。電話かインターネットで口座開設を申し込むことになるのですが、おそらく今の時代はほとんどの方がインターネットで口座開設をするかと思います。

インターネットからの口座開設の場合には、必要事項を入力の上、パスポートや運転免許証といった身分証明書のコピーを添付して送信するという形になります。今はマイナンバーも必要になるので、用意しておきましょう。ケースバイケースではあるものの、だいたい1週間から10日間ほどで口座開設が完了します。

その後、取引に必要な書類やパスワードなどが送られてくるはずですので、
受け取ったらなくさないように大切に保管しておきましょう。


無理に専門知識を身につける必要はない

投資に対して心理的なハードルの高さを感じている方も多いでしょう。その心理的なハードルの高さの要因として、専門知識が挙げられます。実際に、初心者の方にしてみると投資に慣れている方の話というのは専門用語が多くて、チンプンカンプンでしょう。

ただ、だからといって投資に専門知識が絶対に必要となってくるとは限らないのです。
極端な言い方をすると、先に投資をスタートしてしまって、その中で少しずつ勉強していくということも十分に可能です。専門知識を勉強しておいたほうがいい部分もあるかもしれませんが、専門知識を身につけることは必須条件ではないのです。

むしろ、専門知識を身につけるよりは常識的な世間の動向をつかむことのほうが大切です。
投資対象にもいろいろなものがありますが、基本的にはそのすべてに世間の動向というものが関係してきます。国内外を含めて今の景気がどうなのか、これから景気がどうなるのかといった部分はもちろん、特定の業界の状況やその業界の中の企業の動きなども把握しておきたいところです。もちろん、投資対象によって目を向けるべきものやアンテナを張るべき方面は異なってきますので、全体を見ながらも細かなところも随時チェックするといった感じでしょうか。


文字にすると難しく感じられるかもしれませんが、こういった情報は今の時代、簡単に手に入ります。テレビのニュースや新聞はもちろん、インターネットで検索すればいくらでも情報は出てきます。投資をするからといって専門家から詳しい情報を引き出さなければいけないといったことは、ほとんどありません。

投資をするにあたって覚悟を決める

投資に関しては、リスクがあることを理解しながらもいざ始めるとプラスになるはずという期待感が高まってしまいがちです。そのため、投資を始めると上がり下がりに一喜一憂する方が増えるのです。一喜一憂してしまう気持ちはよくわかるのですが、投資に振り回されてしまうのは好ましくありません。むしろ、冷静に上がり下がりしていく現実を受け止めていけるように意識していきましょう。これがいわば覚悟です。


特に、現代人というのは感情的になりやすい傾向にあります。感情は感情で人間にとって必要なものではあるのですが、投資においてはあまりプラスに働くことはありません。それまでいい感じできていたのに欲を出してしまって台無しになってしまうこともあれば、マイナスを取り返すためにむきになってもっと大きなマイナスになってしまうようなこともあります。感情的になりやすい方は「こうなった場合にはこうする」というルールを最初に決めておいて、そのルールを守るようにしていったほうがいいかもしれません。


分散投資と長期的視点

投資に関しては分散投資というものも意識しておいたほうがいいです。投資にはリスクがつきものですので、そのリスクを分散させることが大切なのです。リスクを分散させるためには、複数の金融商品で資産の分散をしたり、地域を分散させたり、投資のタイミングをわけて時間を分散させたりすることが大切です。こうすることで、万が一の事態になったとしても被害を最小限に抑えることができるのです。


分散投資と同じくらい重要なのが、長期的視点です。現代人は特にインスタントな思考な方が多いため、一朝一夕で結果を出そうとしますし、結果がすべてと考えてしまいがちです。

投資をするのであれば今すぐにどうこうではなく、長い目で見たときにプラスになるように考えることが大切なのです。

感情的になって焦らないことがここでも大切になってくるわけです。