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宝くじは投機、投資を知らない日本人

宝くじを購入したことがある人は多いと思いますが、投資を身近に感じている人はどのぐらいいるのでしょうか?
日本では投資について詳しく知らない人が多く、投資が根づいていないことも事実です。
昨今、若い人が投資をする割合が徐々に高くなっていると言われていますが、それでも海外に比べるとまだまだ低いのです。
そこで今回は「宝くじは投機、投資を知らない日本人」をテーマにご紹介していきます。


宝くじはマイナスサムゲーム投機

宝くじは最初に胴元の儲けが差し引かれ、勝った人の利益の合計額は参加者のお金の総額を下回ることになるマイナスサムゲームの投機です。
宝くじは、当選金付証票法という法律で還元率を50%未満に定められており、1枚300円の宝くじなら、平均すると150円未満しか手元に残らないように設計されています。
販売されている宝くじは、一番安いもので100円から500円までいろいろな種類と価格があり、当選金額は1等、前後賞合わせて10億円という賞金が登場するなど、夢を買うドリームジャンボ宝くじなどは有名です。
しかし、宝くじの購入者に分配される金額は、集まった元の金額の半分を少数の当選者が総取りすることになります。
それでも、わずかな確率で当選することを夢見て宝くじを買い、投資はギャンブルだと位置づけている人が多いのです。
毎月宝くじを購入して期待を膨らませることと、投資で元本に沿って資金を増やすことは全く異なると気づいていない人が多いことも事実です。


投資は経済成長に基づいている

投資は世界情勢や経済成長により基づいて投資をおこないますが、経済成長率の加速や原則により投資先の見直しが必要です。
株価指数の動きについて考えるとき、日本全体のGDPを把握しTOPIXなどや営業収益、純利益、予想成長率を比較し確実性の度合いを確かめます。
世界銀行が発表する経済成長予想は投資先の選定をする際に活用されており、先進国より高い成長率になると予想されるのが新興国と発展途上国です。
しかし、経済規模が小さい国では、政治的リスクや流動性リスク、為替リスクなどが大きくなるので、投資ボリュームは小さくします。
投資をしている人なら世界各国の経済成長予想は気になる話題なので、人口の変化や経済活動の関係など、さまざまな角度から予想して投資機会をつかんでいるのでしょう。
このように、投資家は経済成長やその他の情報、要因を把握し、投資目的によって判断し投資しているのです。


多くの日本人は投資を知らないからやらない

多くの日本人は、投資を知らないので貯蓄ばかりしており、国が貯蓄から投資へ推進するため銀行で投資信託の販売を解禁しても伸び率は低下しています。
これまで、定期預金にすれば投資をしなくても金利が良かったので、お金が増える時代でしたが、金融緩和政策の一環でゼロ金利が続き現在の金利はわずかです。
それでも、投資は損をするし、知らないからやらないという人が多い現状があります。
その思考になる原因のほとんどが、適切な投資の知識をつけず間違った投資を行った結果、大きな損失をだしていることが挙げられます。
投資にはリスクがありますが、きちんとリスクを把握して家計の資産を圧迫しない範囲で行えば決して危険なものではありません。
1円でも多く利益を得ようと考えるのであれば、投資について知識を深め資産を増やすほうが宝くじよりも効率的といえます。


始めるなら積み立て型の投資信託

普通預金や定期預金、あるいはタンス預金がたくさんあって、これ以上は預金保護の額も超えるからどうしようと悩んでおられる方も多いと思います。
投資を始める際は、積み立て型の投資信託なら少額から開始できます。
家計の負担を抑えることができ、積立投資は投資信託などを自分で決めた額で定期的に買い付ける投資方法で、銀行預金と同じように投資信託も分散投資をすることができます。
投資信託の分散投資は証券会社を分けるのではなく、株や債券の投資信託を日本国内のものや海外のもの4つに投資します。
なぜなら、1つの個別株に全額を投資したとき、その株が大きく値上がりしたときは大きな利益を得

られますが、大きく下げたときは大損失となるからです。
分散投資で危険回避をすることで、大きな損をすることがないので安心ですが、証券会社に任せきりではなく、投資後も自身で管理する心がけが重要になります。


投資は長期、積立、分散が効果的

資産形成をするときに、投資は長期、積立、分散が効果的に資産を増やし、リスクを回避することができます。
投資期間が10年間の長期投資なら、短期投資と比較してフレ具合が小さくなり、安定的なリターンが期待できるでしょう。
実際に子供のころから投資を始めている米国の人々も、投資は長期保有が鉄則で一度購入したらほとんど手放さない人が多いのです。
積立投資なら相場の変動を気にせずに、いつでも開始が可能で、毎月の投資金額を一定にすることで、価格が低いときは購入量が多く、高いときは少なくなります。
このようにドルコスト平均法を利用することで、同じ投資金額でも合計口数を多く買い付けることができるので、平均買付価格を安くすることが可能です。
分散投資は複数の値動きが異なる投資対象を組合せ、分散して投資をすることで全体のリスクが低減しリターンの安定が期待できるので、資産と地域に分けて分散します。
例えば、資産の分散として債券や株式は特性が異なるため、それぞれを国や地域を国内、先進国、新興国に分散して投資していくのです。


まとめ

宝くじは、マイナスサムゲームの投機でありながら人気が高いです。
その理由は、夢を買っているあいだは幸せだと思う方が多いからです。
しかし、宝くじではなく投資であれば効率良く資産を増やすことも可能になります。
宝くじで10億円を当選する時間と、投資で10億円増やす時間を比べることはできません。
投資なら、実際に投資を経験しながら知識を磨き、少しずつ投資額も増やすことで、より資産を増やしていくことが可能です。
この記事で資産運用の1つとして投資に興味をもっていただければ幸いでございます。
最後までご覧頂きありがとうございました。