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お金がある人だけが投資をするという認識は間違い

投資をするには、少なくともいくらかの資金が必要であるということは紛れもない事実です。
そうしたことからお金がある人、つまり裕福な人だけが投資をするという認識を持っている人もいます。
しかし、そうした考え方は間違っているかもしれません。


今回は、お金の有無に関わらず投資を始めることができるという点について解説していきます。


お金があるから投資ができると考える人は多い

お金があるからこそ投資ができるのだと考える人は、多いでしょう。
確かに、投資に回せるお金があるからこそ、投資が行えるということも事実です。


では、お金があるから投資ができると考える人は、なぜそのように考えるのかについて見ていきたいと思います。


コツコツと貯金をするのが一番だという考え

日本人は、昔からお金は貯めるものだと教えられて育った人が多い傾向にあります。
将来に備えるという意味でも、日本人の多くはコツコツと貯金をすることを選んできたのです。


例えば、結婚資金などといった若い頃から色々なライフイベントのためや、老後のために貯金をしてきたという人も多いと思います。
また、臨時収入を得たとしても貯金をするという人が多いのではないでしょうか。
お金は汗水たらして働いて得た対価だから、使わずに貯めておくのが一番である、という真面目な国民性がまだ深く根付いているのだからこそ、投資に回すお金はないという考えに至るのかもしれません。


投資にお金を回す余裕がない?

投資を行う場合、普段の生活費など必要な経費以外の余ったお金を投資に回すというケースもあると思います。
しかし『とても投資に回せるお金などない』という人もいるかもしれません。
よって、投資ができるということは、裕福な人だという証拠だという見方もあるでしょう。


そうした認識から、お金に余裕があるからこそ投資に回すことができると考える人も多いのです。


お金を持っている人は投資をしている

お金を持っている人は、投資をしている確率が高いです。
では投資をするとしたら、どういった点を知っておく必要があるのでしょうか。
投資をする前に、知っておくべき事柄について見ていきたいと思います。


資産家は現金を持たない

ビルゲイツなど、日本円にして兆を超える資産を持っている資産家が世界には存在します。
また最近では5,000万円以上から1億円未満の純金融資産を保有する人を指す『マス富裕層』という言葉も出てきているのです。


実は、こうしたお金持ちほど現金を持たないことはご存知でしょうか?
株や不動産、債権などは多く所持しています。
しかし、富裕層が現金を持たない理由は、我々が普段行っている貯蓄にリスクを感じていることが挙げられます。


貯蓄にリスクがあることを日本人は知らない

お金を貯めておけば減る心配もないし、資産運用をするよりも安心だと考える人もいるでしょう。
しかし、もしも着実に貯蓄をしていったとしても物価が上昇した場合、現金の価値は下降するため資産も減少していきます。
つまり、貯蓄をしていれば安心というわけではありません。


また日本では他国に比べて相続税率が高く、『生前贈与』といった言葉も話題になっており、現金を所有すること自体がリスクともいえるのです。


資産形成にはお金の管理こそ必要

危機感というものは、自身の身近に迫ってこそ抱くものかもしれません。
総務省の出した社会保険料の推移を見てみると、だんだんと着実に国民への負担が増してきていることが分かります。


『老後2,000万円問題』も取り沙汰されたこともあり、人々はお金を確保しなければ大変なことになるようだと危機感を募らせました。
老後への不安が増したこともあり、お金を稼ぐとしたら投資をすることが賢明であると考え始めた人も多くいます。


資産運用に関する不安を拭い去るなら、セミナーに行くなどして自身で質問をする方法があるでしょう。
今後が不安なら、資産形成のために投資などによってお金を管理することが必要なのです。


投資信託なら手軽に購入可能?

投資にも色々ありますが、商品の中の一つに投資信託があります。
投資信託であれば購入するのが手軽であるという話がありますが、それは本当なのでしょうか。

投資信託は少額から購入できる

投資といっても株式の場合は1つの購入にもまとまったお金が必要です。
しかし投資信託であれば、扱う金融機関次第ではあるものの、500円や1,000円といった少額から購入することができます。
多くのお金がなくても、良いバランスで色々な商品を購入することができるでしょう。


少し節約をするだけでも、お金を貯めることが可能ですし若い人にもおすすめの投資方法です。


色々選ぶことができる

投資信託にも、株式や債券、REITなど国内や海外のものなどに分けられます。
色々とある中から、自身が組み合わせと金額を選んで購入することが可能です。
一気にまとめて購入しなくても問題はありません。

大事なのは、自身のペースに合わせて、気に入った商品を少しずつ購入し数を増やしていくことでしょう。


『ドルコスト平均法』が代表的なリスク回避法

リスクを抑えるなら、『ドルコスト平均法』が代表的です。
この方法は、10年から30年といった長期スパンによる資産形成が前提であり、投資信託等を定期的に定額で購入していくものとなっています。


例えば、毎月同じ金額を定期的に購入するとしたら、安い時に多く購入したいと思うものでしょう。
もし投資信託が値下がりをしたら、同じものも安く売っていることから多く購入できます。
同じものを多く購入しておけば、1つずつ僅かに値段が上がっただけでも大きな額になっていくのです。


毎月購入していくことにより、投資信託の口数も増加していきます。
投資をするなら、基準価額に加えて量およびどの程度購入できたかにも着目することも重要でしょう。


どんな人でもできる!投資は早く長く続けていこう

投資を開始する場合、未経験の方は不安でなかなか行動に移せないかもしれません。
しかし、投資をするなら早めのうちから長く続けていくことがポイントになるため、まずは情報収集から始めましょう。


買い物が上手なら投資もできる!

安い時にまとめて購入することや、安くなった時に良い品を購入できる人は、投資の能力があるかもしれません。
例えば、1,000円の商品がバーゲンで200円に値引きされたとします。
そうすれば、その商品を実質5つ購入することが可能です。


投資は、商品を買うタイミングを見極める必要があるので、上記のような構造を理解できる人は投資に向いています。
比較的容易に理解できる仕組みになっているので、難しく考えすぎないことも大切です。


値段が上がり続けるブランドもある

量を多く購入すれば増やすことができますが、それが値上がりをしている人気ブランドであれば、なお良いでしょう。
バランスファンドという、多くの種類を簡単に購入ができる便利なセットの商品も存在します。


まとめ

日本人は、投資とはお金のある人だけが行っていると思っている人が多いでしょう。
確かにお金を持っている人こそ投資をしている確率が高いですが、少額からでも始められる投資もあります。
それに、貯金にもリスクがあることを知っておく必要があります。


この記事を参考に、資産運用に投資を視野に入れてみることはいかがでしょうか?
最後までご覧頂きありがとうございました。