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投資はネットワークビジネスとは違う。口コミで広がる理由

投資という言葉に、どういったイメージをお持ちでしょうか。
大儲けする人がいるかと思えば、大損する人もいる、ギャンブルに似たようなイメージでしょうか。


あるいは、詐欺やそれに近いトラブルが多く、初心者が手を出しづらいというイメージを持たれている方も少なくないかと思います。
またある人は、ネットワークビジネスという言葉が投資に関連したものとして聞こえるかもしれません。
昨今では、投資の魅力が口コミで広がっています。


そこで今回は、投資やネットワークビジネスの定義など、基本的なところからご紹介したいと思います。


投資とネットワークビジネスの定義

まずご説明するのは、投資とネットワークビジネスの基本的な定義です。
投資やネットワークビジネスという言葉自体を聞いたことがあるという方は多いと思います。
しかし、それらの内容について正しく知っているという方は意外と少ないのではないでしょうか。


どちらも基本的な構造は簡単なのですが、突き詰めようとすると様々な専門知識が必要になるので、かみ砕きながら以下でご説明いたします。


投資とは

はじめに、投資についてご説明します。
投資というと、何を思い浮かべますか?
株や不動産などを利用してお金を稼ぐもので、難しいというイメージがあるかもしれません。


広い意味での投資は、物の売り買いを通じて自身の利益を得る行為を指します。
普段私たちが売り買いする商品は、時と共に値段及び価値が変わっていきます。


なぜなら、値段及び価値とは需要と供給のバランスで決定されているからです。
多くの商品は、原価(仕入れ値)と売値に差額を生むという基本的な構造で成り立っており、その売値を決めるのが市場だと言っても過言ではありません。
上記の仕組みを「価値の変動が大きく、腐ったり古くなったりしないもの」の中から商品を選んだものが「投資」です。


特に投資の場合は実際に「物品」を売買するのではなく、将来への期待感、成長率など目に見えないことに対して差益を図る仕組みです。
中でも株式投資は投資商品の中でも人気を誇るメジャーなものです。


株は、簡単にいうと会社を所有する権利を意味します。
その会社の株を所有しているだけでも配当金を得ることができ、会社自体の価値によって売値と買値が変動します。
景気はもちろん、その会社の売り上げ、社会貢献度などによって変動を予想することができるため、代表的な投資の一つとなっているのです。


不動産は、土地や建物を購入し、高値になってから売る、誰かに土地を貸すなどして利益を得る投資です。
昨今のニュースで「オリンピックで地価が上昇」といったようなニュースを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。


この地価は、不動産投資に関連したものなのです。
実際に土地や建物を借りたり、購入したりした際に支払った値段はまさに需要と供給によって決定されており、地価が上がると見越して不動産を購入する人が増えれば増えるほど値段は上昇します。


このように、様々な種類の投資方法があるのです。


ネットワークビジネスとは

次に、ネットワークビジネスについてです。
この記事でネットワークビジネスという言葉を初めて見た方は、インターネットを使ったビジネスなのではないかと思われたのではないでしょうか。


ここでいう「ネットワーク」は、インターネットではありません。
現代ではインターネットを指す場合が多いネットという言葉は、元々網という意味を持ちます。
インターネットは、コンピュータ同士の繋がりがまるで網のようになっていることから、ネットという言葉が使われているのです。


そしてネットワークとは、網のように連携して一つの仕事をするというような意味があります。
つまりネットワークビジネスは、人同士の連携、つまり人脈を利用したビジネスの事をいうのです。通常の商品は、製造者、店、消費者というような一本道をたどります。

一方でネットワークビジネスを利用した商品は、製造者から消費者、消費者から更に別の消費者というように、商品の流れがまるで人同士をつなぐ網のように展開していくのです。


友人などを含めた自分の人脈を利用して商品を売っていくため、広告費などの出費をすることなく商品の販売が可能なビジネスモデルです。


投資とネットワークビジネスの違い

では、投資とネットワークビジネスの違いとは何でしょうか。
近年では投資の中にネットワークビジネス的に展開していくような商品が出現したため、投資とネットワークビジネスが同じものだと考えられたり、詐欺だと疑われたりすることが多くなってしまいました。


しかし当然のことながら、情報収集や分析を行った上での投資と、利益を獲得できるかどうかが不透明なネットワークビジネスは別物なのです。
ただし、投資をネットワークビジネスの手法で販売するという商品展開方法ではありますので、鵜呑みにしてしまわず、まずは自分自身で調べるなどしましょう。
そのうえで、紹介者は本当にその投資で利益を得ているのかなど情報を収集し、判断してください。


ネットワークビジネスを使用する商品の中にも「正しく販売し正当な利益を得ている」有力な企業も存在します。
そういった企業を見極める目を持ち、尚且つ信用のおける仲間を作ることができれば資産運用としての投資はうんと楽になります。


多くの投資商品は、低リスクで確実に資産を増やすことのできるローリターンローリスク商品です。


よって短期間で多額の利益を得られるといったようなハイリターンだけを謳う場合には注意が必要です。
うまい話にはリスクがつきものですので、あらかじめ投資を通してどのくらいの利益を出したいのか、どの程度のリスクを負うことができるかなど、客観的に判断する能力が求められます。


まとめ

投資とネットワークビジネスは別物ですが、ネットワークビジネスを使った商品展開手法をとっている商品が投資の中にあることは事実です。
だからといって投資を毛嫌いするのではなく、自分の目的をしっかりと決めて、正しい知識を基に判断すれば、決して危険な資産運用にはなりません。


特に信頼できる投資仲間を得ることは、投資を楽にしてくれますので、そういった面ではネットワークを使った口コミで投資が広がる理由も納得できるのではないでしょうか。


まずは情報収集を行い、必要であればセミナーなどに参加することで専門家の知識を得ることも良いでしょう。


この記事を読んでいただき、投資について興味を持っていただければ幸いでございます。

最後までご覧頂きありがとうございました。