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日本人のほとんどがFXをわかっていない

かつては真面目に仕事をしていれば、それなりの暮らしができましたし、先々へのそう大きな不安を抱くこともありませんでした。

しかしながら、今の世の中では真面目に仕事をしているだけでは日々の暮らしにも先々の暮らしにも不安が残るようになってしまいました。

そういった中で、仕事で得る収入とは別の形でお金を生み出そうとする動きが出てきています。FXはその選択肢のひとつなのですが、実は日本人のほとんどの方がFXのことをよくわかっていないのです。

ここでは、FXについて改めてお話していきたいと思います。


そもそもFXとは?

FXというのは、ある国の通貨を別の国の通貨に交換することを指します。

日本語で表現すると「外国為替」となるのですが、この「外国為替」を英語で表現すると「ForeignExchange(フォーリン・エクスチェンジ)」となります。「Foreign Exchange(フォーリン・エクスチェンジ)」では長いということで、「Forex(フォレックス)」に短縮され、「Forex(フォレックス)」がさらに略されて「FX(エフエックス)」と呼ばれるようになりました。

ちなみに、日本語での「外国為替」も省略したもので正式には「外国為替証
拠金取引」と呼ばれるものです。「外為(がいため)」と省略されることもあります。


FXで取り引きされるのは、お金とお金の交換レートになります。

この交換レートのことを為替レートと表現します。日本だけではなく、世界中に特定の通貨を買いたいと思っている人と特定の通貨を売りたいと思っている人がいます。その売り買いによって、為替レートが常に動いているのです。

シンプルに需要と供給の話で、需要があって買いたい人がたくさんいれば為替レートが値上がりしていきますし、需要がなくて売りたい人がたくさんいれば為替レートが値下がりしていきます。

この為替レートの変動を利用した差益を目的としているのがFXなのです。


FXを始めるのに多額の資金は必要ない

どこのFX業者を選ぶのかによって違ってくる部分もあるのですが、FXにおいては基本的に1万通貨が取引単位になります。

この単位を「1通貨」「1ロット」など表現します。1万通貨というのは、米ドルなら1万米ドル、ユーロなら1万ユーロ、ポンドなら1万ポンドという形になります。それぞれ1米ドル、1ユーロ、1ポンドがいくらなのかによって、日本円でいくらの取引になるのかが違ってきます。


これだけ見ると、とても規模の大きな取引に見えるかもしれません。しかしながら、FXでそこまで大きな資金は必要ありません。というのも、FXにはレバレッジというものがあるのです。

レバレッジというのは資金効率を高めるもので、手元に少額の資金しかなくともその何十倍、何百倍の取引が可能になります。国内FXであればレバレッジは最大で25倍という規制がありますが、海外FXであれば1000倍を超えるようなところもあります。


FXならではの特徴

FXにはFXならではの特徴があります。それは「レバレッジ」「スワップポイント」「取引時間」の3つです。それぞれについて詳しく見ていきましょう。


【レバレッジ】

先でもお話しましたが、FXではレバレッジがあることによって少ない資金でも大きな金額を投資することができます。

国内FXの場合には最大で25倍、海外FXの場合には1000倍を超えるようなところもありますが、国内FXだからといって25倍で取引をしなければいけないというわけではありませんし、海外FXだからといって1000倍以上での取引をしなければいけないというわけでもありません。

最大となっているレバレッジの中から資金に応じて選べるようになっているので、そういった部分でも安心ですし、便利なのです。


【スワップポイント】

FXでは異なる2つの国の通貨の交換をおこなうことになるのですが、それと同時に金利の交換もおこなわれます。当たり前のことなのですが、それぞれの国で金利は違ってきます。この差額を調整する必要があるのですが、その金利差を調整する額がスワップポイントとなります。

低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うとスワップポイントを受け取ることができます。


日本では利子がほとんどつきませんが、海外の通貨には高い利子がつくこともあります。


こういったスワップポイントでコツコツと利益を出すというのも、FXトレードの手法のひとつです。

スワップポイントは毎日もらえますし、FXであれば少額の資金で大きな投資ができます。ただし、高金利通貨を売って低金利通貨を買うと逆にマイナスのスワップポイントを毎日払うことになりますので、その点は注意が必要です。


【取引時間】

FXトレーダーというと時間に関係なく画面に張り付いているイメージがあるのではないでしょうか?

実際にそういったFXトレーダーも多いのですが、それはFXが24時間取引が可能となっているからです。

基本的に土日を除く24時間いつでもFXの取引ができるようになっています。つまり、24時間いつでもどこでもチャンスをつかめるということです。
FXに関しては、それこそ世界中の主要都市に市場が存在しています。

仮にどこかの市場が閉じているときでも、他の市場が開かれているので常にFXの取引は可能なのです。

24時間いつでもどこでもチャンスがあるというだけではなく、自分のライフスタイルに合わせた形でFXをおこなっていくことができるのです。

本業があって副業としてFXを始める方も多いようなのですが、24時間いつでもどこでもできるからこそ移動時間や休憩時間などちょっとした隙間時間も活用していくことができます。