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仮想通貨の現金化方法

せっかく仮想通貨を購入しても、どうやって現金化をすれば良いか分からない方もいると思います。
もしも現金化の方法が分からなければ、仮想通貨を所持していても利用することもできません。
また、現金化する最適なタイミングを知ることによって仮想通貨を有益に使うこともできるでしょう。


そこで今回は、仮想通貨を現金化する方法やベストなタイミングなどについて、ご紹介いたします。
お手持ちの仮想通貨をちょうど良いタイミングで、上手に現金化するための参考にしてみてください。


仮想通貨はどうやって現金化する?

まずは、仮想通貨はどのようにして現金化すれば良いのかについて、ご説明します。
ご自身にとって最適な方法を見つけてみてください。


販売所や取引所での売却

仮想通貨は、日本円に現金化することができます。
最も簡単な手段としては、販売所あるいは取引所を利用することであり、交換業者が運営をしています。
この方法が一般的であり、購入時と同様の手段で”売却”をすることによって、仮想通貨を日本円へと現金化することが可能です。


ちなみに前提として、仮想通貨を現金化するとしたら日本円ペアで売ります。
もしビットコインであれば、『BTC/JPY』という通貨ペアで売却取引をするのです。


売却したら銀行口座に出金

販売所などで売却ができましたら、取引で得られた日本円を銀行へと出金してください。
国内にある販売所や取引所であれば、大体の業者には『入出金』というメニューがあるでしょう。
前もってご自身の銀行口座を登録しておけば、取引所あるいは販売所から銀行口座へと出金することができます。


例えばコインチェックの場合は、アプリとブラウザの両方から日本円の出金が可能です。


出金には3営業日ほど必要

銀行口座への出金操作をして銀行口座にきちんと入金されるまでの時間に関しては、業者によって違いはありますが、多くの場合で1から3営業日となっています。
もしも上記の目安の期間を過ぎても出金がされていないようであれば、業者に問い合わせるようにしてください。


例えばコインチェックであれば、申請した日を除いた2営業日を目安としています。
また銀行営業日の午前9時までに出金申請した場合には、翌営業日に指定口座へとお金が振り込まれるシステムです。


ビットコインATMで出金

ビットコインATMで出金をするという方法でも、仮想通貨を現金化することができます。
モバイルウォレットを用いて、ATMのQRコードを読み込み現金化したい額のビットコインを送金すると、日本円を引き出す事が可能です。


『コインATMレーダー』というビットコインATMについての情報サイトでは、ビットコインATMは世界中で7,200台ほどの台数が設置されているそうです。
ただし日本国内のビットコインATMは、福岡に1台のみ設置されているだけなので、他県民には利用が難しいのも現実です。


トータルコストを抑えた売却術

どうせ売却をするなら、全体的な費用を抑えたいという方も多いでしょう。。
ここでは、トータルコストが抑えられる売却術について見ていきたいと思います。


販売所は売却価格が低くなる可能性がある

できるだけ高く売却して、手数料を押さえて現金化したいのであれば、手数料の安い取引所を利用するのがポイントです。
販売所での売却なら容易さがあるものの、デメリットとして取引所での売却に比べて売却価格が低くなりやすい面が挙げられます。


1つの会社で販売所も取引所も両方提供している、コインチェックやGMOコインなどもありますので、少しでも高く売却したいのであれば取引所を選ぶのも得策です。

ビギナーは『マイナス手数料』が狙い辛い

ビットバンクあるいはGMOコインの取引所では、取引をするたびに手数料がもらえる『マイナス手数料』の設定となっているのが特徴です。
ただ『マイナス手数料』が適用となるためには、『メイカー注文』という注文方法によって注文を成立させる必要があります。


この『メイカー注文』は、取引板にない価格で指値注文することです。
よって常時変化をしている、取引板を見ながら注文を通さなければいけません。
これは大変難しい手法であり、失敗してしまうと手数料がかかってしまう『テイカー注文』となってしまうため、慣れないならメイカーでもテイカーでも手数料が無料の取引所を選ぶようにしてください。


現金化するのにベストなタイミングはいつ?

仮想通貨を現金化するとしても、ちょうど良いタイミングで行いたいものではないでしょうか。
では、現金化するのにベストなタイミングとはいつなのか、見ていきたいと思います。


前もって売却の価格や上昇率を決めておこう

何事も、先の見通しと予定を立てておくのは重要です。
ベストなタイミングで現金化するなら、事前に”購入した時から5%値上がりしたら”などと上昇率を決めておいて、その価格になった段階で売却をする方法があります。


値上がりしていた場合には、『もっと値上がりするかもしれない』と思うこともあるでしょう。
しかし、含み益については値下がりをすれば消えてしまうのです。


テクニカル分析の活用

ルールを決めるのが難しいというのであれば、テクニカル分析を活用するのも一案です。
チャートの動きを分析し、売買のタイミングを見計らう手段を、テクニカル分析といいます。
これは仮想通貨に限らず、株やFX(外国為替取引)など多岐にわたる投資においても、活用されているのが特徴です。


ただ手あたり次第に売却のタイミングを決めることに比べて、タイミングを見極めやすくなります。


ポートフォリオを使い価格のチェック

仮想通貨の価格あるいは数量をチェックできるアプリが色々とありますが、その中でもポートフォリオアプリが価格チェックをするのに特におすすめです。
各保有コインそれぞれの収益や投資資産の全体的な収益額、各取引所のコイン数量などといったものが簡単に把握できるようになっていて、便利となっています。


定期的にポートフォリオアプリをチェックするようにして、価格が変動していないかをこまめに確認しましょう。


まとめ

仮想通貨を現金化するとしたら、取引所あるいは販売所で売却をするという方法があります。
そこで売却ができたら、続いて銀行へと出金しましょう。
また、銀行口座へと入金されるまでは、3営業日ほどかかることがあるため、覚えておきましょう。


その他にも、ビットコインATMで現金化をする方法がある点も、知っておいてください。