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投資=怪しいは、日本人だけ。

投資というのは、日本人にしてみれば怪しいという感覚の方も多いかもしれません。
しかしその感覚は、日本人特有のものなのではないでしょうか。
では一体、日本人はどうして投資に怪しさを感じるのか、そして海外において投資が広く行われている理由について、お伝えしましょう。


日本人が投資に怪しさを感じるのはなぜ?

日本人が投資に抱く感覚について知っておくことも大事です。
まずは、日本人が投資に怪しさを感じるのはどうしてなのかについて、迫りたいと思います。
日本人は、投資のどういった点を怪しく思ってしまうのでしょうか。


儲け話には裏があるという噂があるから

投資というとお金を儲けるために行うのが基本でしょう。
日本人の一般論では、『儲け話には裏がある』と言い伝えられています。
この言葉を聞いて育っていることもあってか、投資は儲け話であり怪しい、何か裏があるのではないかと反射的に日本人は思ってしまう可能性があるのです。
儲け話に乗ってしまう、つまり投資を始めてしまうと騙されたりしてしまうかもしれないと思ってしまうのでしょう。


お金に余裕がある人しかしないという概念がある

投資の話題を出しただけで、『投資はお金に余裕がある人がやるものでしょ』と他の人に言われることもあるかもしれません。
日本人の中には、この様に投資はお金に余裕がなければできない、するものではないという概念を持っている方が多くいると思います。


投資に充てられるくらいのお金があってこそ、できることなのだと考えている方が多いでしょう。
それは、お金の余裕があるわけでないのに投資をしたら、もし損をした場合に余計な損失を生むだろうと考えるからかもしれません。


実際に詐欺被害が発生しているから

投資といっても、クリーンなものばかりではないのです。
投資は悪いものというわけではありませんが、中には投資を利用して悪事を働く人もいます。


実際に、投資での詐欺被害も発生していることから、それを知っている日本人は、投資は怪しいものだと思ってしまうでしょう。


これには気を付けて!投資詐欺被害の実態とは

投資での詐欺被害が実際に発生しているということを上述しましたが、続いては投資詐欺の被害はどういった実態になっているのか、見ていきたいと思います。
これから投資をしてみようかと検討されているなら、被害を未然に防ぐために、前もって知っておいてください。


増加中!不明瞭な権利への投資話

何だか分からないような権利に投資をするという話があります。
しかし、これは投資詐欺の部類に入ることが多いです。
例えば、マレーシアの企業が運営している会員制のSNSの広告権を購入することで、電子クーポンを得ることができ、資産を増やせると嘘の説明をしたとして、SNSの主催者が逮捕されました。


現在の日本は超低金利時代ですし、思うように資産が増えないと不安に思う人もいるかもしれません。
しかし、高配当が得られるとなると飛びつきたくなるでしょうけれど、やはり上手い話しには要注意してください。


『ポンジ・スキーム』がオーソドックス

『ポンジ・スキーム』という、初めに高配当を出して安心させる投資詐欺の手口もあります。
投資詐欺の中ではオーソドックスな手口になっていて、出資してもらったお金に関して本当は運用していないのに、他の出資者から新しく集めた出資金を『配当金』として交付するのです。


そして、まるで出資金がきちんと運用されて配当金が出たかのように装うのがミソになります。
過去に『ポンジ』という名の詐欺師がいたため、その名が付けられていたことでも昔から行われてきた詐欺であることがお判りいただけるのではないでしょうか。


投資詐欺は大体が出資法違反

上記のような投資詐欺は、法律違反であり大体は出資法に違反しているでしょう。
出資法においては、不特定多数の人に対して出資の払い戻しということで元本を保証し資金を受けることを禁じています。
それに、正規で認められている金融機関ではないところが、不特定多数の人から預金や貯金定期積金といったものを受け入れることもNGです。


これらのことが行われているのが、投資詐欺となりますので、注意をしてください。


登録業者が詐欺を働くことがある

金融商品を販売することは、本来なら内閣総理大臣に申請をして登録を受けた証券会社などしかできません。
そのため、登録をしてない業者が詐欺を働くことが多いです。


しかし、きちんと登録された業者であっても詐欺に手を染めることもあるため、実際に投資をする際には投資内容をしっかりと理解することが大切です。


海外では投資は当たり前?

それではここで、海外の投資の現状について見ていきたいと思います。
日本とは違い、海外では投資が当たり前のように行われているのでしょうか、どの様な違いがあるのかについて、探ってみましょう。


資産を投資に回して得をしている

欧米では、貯金額は少なくても資産を投資に回している傾向にあります。
貯金が多く投資をする人が少ない日本とは反対なのです。
日本は超低金利のため、どれだけ長く貯金していても資産は増えません。
しかし、投資をしている外国人は、多くが資産を増やしています。


資産管理はプロ任せの富裕層

投資をするといっても、株式投資を例にすると売買のタイミングなどのノウハウを身に着けるなら、相当の勉強をして経験していく必要があるでしょう。
資産運用ならFXもありますが、少額でもレバレッジを効かせられるため、手軽さを感じさせます。


しかしレバレッジを大きくすると、損失が出た時のリスクが膨大になってしまうのです。
あまり知識がない状態でFXを始めてしまうと、後の祭りといった状態になってしかいかねません。


そこで欧米の富裕層の人たちの多くは、確実に資産を管理するために、管理をプロに任せています。


おすすめはファンド運用

欧米の富裕層たちが資産管理を任せているのは、ヘッジファンドもしくは投資ファンドです。
ファンドというのは、投資を熟知したプロに資産を預けて自身の代わりに運用をしてもらい、利益が出たらその利益で手数料を支払う金融商品のことをいいます。
もし長期的かつ安定的に利回りを得たいなら、ファンドでの投資がおすすめでしょう。


ただし、元から富裕層を対象として資産運用をしているファンド会社は、取り扱い額が億単位になるか、個人との取引自体を行っていない可能性もあります。


海外で投資が盛んな理由とは?

最後に、どうして海外では投資が盛んに行われているのか、その理由について見ていきましょう。
海外の人は投資をしているケースが多いのは、どこに理由があるのでしょうか。
なぜ海外の多くの人が投資を行っているのかに迫ってみたいと思います。


何度も恐慌が訪れた

世界には、幾度となく恐慌がやって来ました。
1929年には世界恐慌が起こり、株は大暴落し、銀行や企業が倒産して失業率も上昇したのです。


こうしたこともあり、お金は預けておくよりも自分で運用するのが得策だという考えが生まれたという背景もあるでしょう。


社会保障が十分ではない

日本では『皆保険制度』が当然のようになっていますが、世界では保険制度が採用されている国は多くありません。
先進国を見てみると、アメリカでは『皆保険制度』が導入されておらず、治療や診察を受けるとしたら民間の保険会社を通さなければいけないのです。
国からあまり保障がないということもあり、自分で稼がなければいけないと考える人も多いと考えられます。


まとめ

日本人は、儲け話には裏があると考える人が多く、投資はお金のある人が行うという概念を持っている人が多いです。
また、詐欺被害なども発生しているため、投資自体が怪しいと考える人もいます。
確かに、色々と投資詐欺も発生していますが、海外では多くの人が投資を行っています。


それは、過去に恐慌が何度も起こったことや、社会保障が十分でないことから、自分で資産を運用することや稼ぐことが必要であると考えるからでしょう。


この記事では「投資が怪しいと感じるのは日本人だけ」というテーマでご紹介させていただきました。
投資を行ううえで、参考になれば幸いでございます。
最後までご覧頂きありがとうございました。