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待った!!保険の見直し。切り替えるなら投資に。

日常生活を取り巻く環境は、家庭や仕事の状況のみならず景気などにも左右され、常に変動するものです。
加入している保険も、そういった現在の状況に合わせる必要がありますが、往々にしてオプションがついているまま加入し続けているということもあります。
自身の出費の整理をする意味でも、このコロナ渦のタイミングで保険の見直しを行おうという方は多いのではないでしょうか。


保険の見直しでは、自分が加入している保険を整理し、継続するものや保険会社を変更するものといったように、保険というくくりの中で見直しを行うことになります。
ですが、本当にそれだけで十分でしょうか?


保険ではなく、何か別の方法に出資をするということも考える必要があるのではないでしょうか。
今回は「保険の見直し、切り替えるなら投資に」をテーマにご紹介していきます。


そもそも投資とは

投資という言葉を聞いたことがないという人は、いないと思います。
では、私たちは普段どういった状況で、この言葉を使うでしょうか。
例えば、「子供の未来のために投資する」「目標のために時間を投資する」といったように、将来において何か良い状況を作り出すため、今ある何かをつぎ込むというような意味で、投資という言葉を使うことが多いかと思います。


ですがこの場合に使われる「投資」という言葉は、本来の意味を拡大して捉えたものなのです。
本来投資という言葉は、「利益を得る目的の為、何等かのものに出資をすること」を指します。
利益というのは、当然「良い職につく」とか「何かの目標を達成する」という意味ではなく、お金を手に入れることです。


世間にあるものは、時間と共に価値が変動していきます。
安くなった時に買い、高くなった時に売ることで、その差額を利益として得ることができるのです。
これが、投資の基本的な仕組みだといえます。


投資の様々な種類

投資とは何かということは、先ほど説明した通りです。
そのため、何か価値の上がりそうなものを購入し、高値になったときに売るのであれば投資ということができます。
つまり投資をできる体制があるのなら、日用品などから宝飾品、金といったものまで、投資の対象になりうるのです。


しかしながら実際の投資がそのように自由で、手軽なものというイメージを持つ方は少ないのではないでしょうか。
その理由は、現代社会において投資の際に取引されるものはある程度決まっているからなのです。


更に取引されるものによって、異なったルールが存在しています。
このため、原則的には単純に何か物を買って、売るというものではあるものの、実際の取引では少々複雑な仕組みになっていることがあるのです。


今回は、投資の中でも有名なものを二つ、ご紹介したいと思います。


代表的な投資、株式投資

投資という言葉を聞くと、株式投資を思い浮かべる人は多いと思います。
株が暴落したというニュースが流れたり、株で大損した、あるいは大儲けした、という話を聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
では、株とはそもそも何でしょうか。


会社を設立、運営する為には、資金が必要になります。
会社を設立する際に、資金を個人で工面できるのなら問題ありませんが、多くの場合はどこかから資金を調達しなければいけません。
その際に、会社の設立や運営に協力してくれる人から資金を調達する、という方法があります。
この協力者の出資した資金に対して会社が発行するのが、株です。
会社が発行する株を買うという形で、資金を出資するということになります。
当然出資する側、つまり株主は何の見返りもなく出資を行うわけではありません。


会社は、活動によって得た利益を、配当金や優待といった形で分配するのです。
ただし、この株は際限なくあるものではありません。
会社と株主の需要と供給によって、売値と買値が変動するのです。
もし会社が倒産してしまった場合には、株主は買った株価分の損をしてしまいます。
そのため会社の先行きが不安になると、株主は株を売るのです。
普通の商品と同じく、株は売られると値が下がります。

逆に会社が好調だと、株を買いたいという人が増えるため、株価が上がるのです。
こういった株の仕組みを利用し、投資を行うのが株式投資です。


株式投資によって利益を得る方法は二種類あります。
安い時に株を買い、高値になったときに売却して差額分の利益を得る方法と、株の配当金によって利益を得る方法です。
構造としては簡単ですが、どちらの場合でも大きな利益を得ようとすると、会社の先行きを察知する必要があるので、経済や経営全般の知識は必要不可欠です。


手軽にできる積み立て投資

次に紹介する投資方法は、積み立て投資です。
先ほど紹介した株式投資や、その他の投資に共通しているのは、投資を始めるのに必要な資金が比較的高いということです。
その点において、積み立て投資は手軽に開始できるというメリットを持っています。


積み立て投資はその名前の通り、投資を積み立てていく方法のことですが、主に投資信託と呼ばれるものを利用するときに、選択肢に入ってくるものです。
投資信託とは、投資を信じて託すこと、つまり実際に投資を行う会社にその投資の元手となる資金を提供し、会社はその投資で得た利益を配分するという形で行われる投資です。


この投資信託に対して投資を行う際に、一度にすべての投資金額を投じるのではなく、細かい金額に分割して行うのが積み立て投資ということです。
元々の額が大きい投資において、細かい金額に分けるといわれても、それなりの金額になるのではないかと思われる方もいるかもしれません。


しかし、実際はこの積み立て投資において最も安価(底値)だと100円から投資を始めることができるのです。
投資で資金を分散するということは、リスクを分散することにも繋がります。
このような様々な理由から、積み立て投資は比較的手軽であるといえるのです。


まとめ

投資には、当然リスクが存在しています。
ですが、詐欺に引っかかる、大金を失うケースは情報収集や分析を怠った結果、起こってしまう可能性が高いです。
きちんと情報を収集して投資を行うことは、保険の見直しを行う以上に将来にとって有益である可能性を秘めています。


保険の見直し、切り替えを行おうと考えている人は、ぜひ投資を視野に入れてみてはいかがでしょうか。