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ほったらかし投資

最近、巷で「ほったらかし投資」なるものが注目を集めていることをご存知でしょうか?
投資には興味があるものの面倒なことはしたくないという方から人気を集めており、初心者の方でも始めやすいということで投資を始めるきっかけにもなっています。

ここでは、そのほったらかし投資についてご紹介していきたいと思います。


そもそもほったらかし投資とは?

そもそもほったらかし投資とは一体どのようなものなのでしょうか?ほったらかし投資というのはその名前の通り、事前に投資環境を整えておけばあとはあまり手をかけず放置しておくだけでOKという投資方法のことを指します。「そんな都合のいいものが……?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、あるのです。

自動で積み立てられる投資や一部の投資信託がちょうどほったらかし投資にあたります。本業を抱えていてその本業が忙しいという方はもちろん、予備知識ゼロの初心者の方でも可能な投資方法です。


投資の一種として、銀行預金が挙げられます。これもある意味ではほったらかし投資と言えるでしょう。先々のために備えておきたいということで、とりあえず銀行預金にしておくという方は今でも多い傾向にあります。ただ、ご存知のように今の日本の預金金利というのは本当に雀の涙です。「こんなに増えた!」と感動することはまずないでしょうし、むしろ「えっ、これだけなの……?」とショックを受けることのほうが多いはずです。


ほったらかし投資というのは、こういった銀行預金よりはほぼ確実に利回りが期待できます。もちろん、リスクがないわけではないのですが、このご時世ですから銀行預金だってリスクはあります。

そう考えると、銀行預金からほったらかし投資に切り替えてもいいの
ではないでしょうか?実際に、今後期待が持てない銀行預金をカバーするためにほったらかし投資があるとまで言われているのです。


特に始めやすい3つのほったらかし投資

ほったらかし投資でほったらかしにできるのは、やはりリスクが低いからです。投資においては以下にリスクを抑えるかが重要になってきますので、リスクの低いほったらかし投資は初めての投資にも最適なのです。

ほったらかし投資にもいくつかあるのですが、その中でも特に始めやすいほったらかし投資を3つご紹介していきましょう。


【「つみたてNISA」を使った投資信託】

NISAにも「つみたてNISA」と「一般NISA」があります。同じNISAでも両者はさまざまなところに違いがあります。どちらも魅力的な制度ではあるのですが、ほったらかし投資として見たときには「つみたてNISA」のほうがいいです。

厳選されたファンドで信頼性が高い上に、銘柄選定のミスも起こりにくいと言われています。積み立てだからこそのリスクの低さや手軽さもあります。


【AIやロボットアドバイザーを活用した投資信託】

今や投資にもAIやロボットアドバイザーが関わってくるようになりました。AIやロボットアドバイザーを活用した投資信託と一口に言っても、アドバイスをくれるだけのアドバイザー型とすべてを丸投げできる投資一任型があります。

ほったらかし投資に向いているのは、言うまでもなくすべてを丸投げできる投資一任型です。実際の運用まで一貫しておこなってくれるので、本当にほったらかしでOKです。
中にはAIやロボットアドバイザーが勝手に必要以上にお金を使ってしまうのではないかと不安に感じている方もいるかもしれませんが、丸投げできる投資一任型でも許容レベルは自分で設定できるようになっています。

要は「ここからここまでの範囲でお願い」という形ができるので、とんでもない被害が出るリスクも抑えられるのです。


【自動売買システムを活用したFX】

FXというと時間に関係なく、ずっと画面に張り付いているようなイメージがあるかもしれません。確かにそういったスタイルでFXをすることもできますし、そういうスタイルでFXをしているという方もいます。ただ、FXには他にもやり方がいろいろとあるのです。


そのひとつが自動売買システムを活用したものです。
自動売買システムというのはその名前の通りのもので、FX取引の値幅や許容最大額などを設定してしまえばあとはその設定の通りにシステムが勝手にFX取引をおこなってくれるというものです。もちろん、その動向を見守る必要はありますが、細かなFX取引を自分でおこなわずに済むのでとても楽ちんです。


ちなみに、FXに関してはうまくいっているFXトレーダーの真似をするということも可能ですし、真似をするのも「ミラートレード」と呼ばれる立派な手法のひとつとなっています。


少額からのほったらかし投資がおすすめ!

ほったらかし投資というのは、投資としてもとてもハードルが低く、リスクも抑えられます。ただ、だからといって大きな金額でほったらかし投資をしてしまうと損をしてしまったときのダメージも大きくなります。ほったらかし投資をするのであれば、少額から始めていきましょう。


被害を最小限にするという意味合いもあるのですが、少額のほったらかし投資であれば「これくらいの金額なら投資に使っても問題ないんだ!」という気づきにもつながりますし、少額でもお金の動きを理解するのに役立ってくれるのです。

ほったらかし投資はお試し感覚で始められるわりには、思っている以上に得るものが多いのです。