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お金でしか自由は買えない

私たちはお金を使用することで生活することができています。
生活費や年金、保険料だけでなく、娯楽を楽しむことさえもお金が必要になっていきます。
そのため、職業を失う、または年金をもらえなくなる事態になっても、お金を使用することばかり考えるように出来ているのです。


また、お金を使用することで自由を買うこともできます。
今回はお金で買える自由について考えていきましょう。


お金とは何なのか

まず、根本的にお金について知っておきましょう。
お金が誕生したきっかけは何でしょうか?
お金の歴史についてご紹介します。


お金が誕生する前の暮らし

大昔には硬貨や貨幣というものは存在せず、人々は長らく物々交換で生活していました。
しかし物々交換は非常に大変で難しいです。


例えば、お米を持っている人が魚を食べたいときは、魚を持っている人を探さなければなりません。
それはとても効率が悪く、場合によっては目的を果たせない可能性もあります。
そこで効率良く目的を果たせる場所として、物と物を交換できる市場が誕生しました。


市場は大変便利ですが、物々交換の場合、他にも問題があります。
物々交換をする際に、大量のお米などの重い物を持ち込む人が現れたりしたとします。
仮に交換できたとして、重たいものを持ち帰るのは非常に困難です。
このようにお金ができる前は、需要と供給が合わなければ目的が果たせないという問題と、手軽に物々交換をすることができないという問題がありました。


お金は何故生まれたのか

お金はそもそも相対性な価値を表すために生まれたものです。
物々交換が大変手間で労力がかかるため、お金を使用するようになりました。
まずお金として利用されたのが貝です。
しかし貝はすぐ割れやすく、壊れやすいというのが最大の難点であったため、利用するのにも問題がありました。
そこで登場したのが金、銀、銅の3つです。
それらは貝と違って、頑丈で割れにくいため、貝よりも持ち運びも便利だったと言われています。


しかし、重さがあったため持ち運ぶ労力が必要であったのに加え、目立つという大きな弱点がありました。
そのため、金などを使用する際には強盗などのリスクも考えなければなりませんでした。


そこで生まれたのが「両替証」というものです。
この両替証では、金、銀、銅を預かる際に預かり証というものが発行されます。
預かり証を用いて、様々なものを売買することが可能になったため、金などを持ち運ぶ必要がなくなりました。
また、大量の金を持っているという事実を他の人に知られにくくなったため、強盗に合う被害も少なくなったのです。


この預かり証は、現代版の貨幣の元となったと言われています。


時間とお金、どちらに価値があるのか

実は、時間には価値をつけることができます。
経過する時間を金銭という形に変えることを時間価値といいます。
分かりやすい例でいうと、自身の時給を出してみると、1時間当たりの時間価値がわかるでしょう。


お金で時間を買った場合、その時間を使って他の仕事や有益な行動をすることができます。
そうすると、時間価値が必然に上がっていき、人生において充実した時間を過ごせるのではないでしょうか。
時間とお金を比較したときに、多くの人がお金よりも時間に価値を感じています。
もちろん、時間よりもお金の方が価値があると考える人もいます。


そのため、自分自身で時間の価値を見極めていき、何が自身にとって優先事項なのかを考えることが大切です。


お金で買える自由とは何なのか

お金で買える自由とは一体なんでしょうか?

時間というものは、実際に誰かに時間を売ってもらって買うことはできません。
しかし、自由な時間をお金と引き換えに手にすることは出来ます。
例えば、普段しなければならない家事を家事代行サービスにお金を払って頼むことで、他にしたいことや勉強をできる時間を手に入れることが可能です。
そうすることで、本来自分がやらなければならなかった洗濯、掃除の時間を有効に活用できるのです。


全ての家事を頼むのではなく、洗濯か掃除など、どれか一つを頼むだけでも数十分ほど自由な時間をつくることができます。
会社で部下に他の仕事を任せ、自分は難しい仕事を行うのと似たような考えといえます。
休みの日にも同じように時間を活用することで、自分の時間を最大限に生かすことが可能です。


家事だけでなく、知識が必要な場面でも活用できます。
自分で勉強したら数か月から数年かかるような専門的な知識や弁護士などのさまざまな資格をもっている人が過去に勉強して身につけた知識を、数時間数千円から数万円で購入することで調べ
る時間をお金で買うことができます。
お金を使って、やらなければいけないことや時間がかかってしまうことを外注することで時間が浮きます。


これをうまく取り扱えるようになると、自由な時間が増えて、有益な時間を増やすことが可能になるでしょう。


時間を作るためには投資信託がおすすめ?

自由な時間を買うお金を手に入れるためには、多くの時間を仕事に費やさなければいけません。
しかし、そうすると結果的に時間を確保できないため、時間とお金のジレンマに陥ってしまいます。


そこで、投資信託をおすすめします。
投資信託とは、複数の投資家から集めたお金を元手に、運用を知り尽くした専門家が株や債券に投資する投資方法です。
少額から始めることができ、専門家が運用をするため、時間を好きに使いながらお金を作ることができます。


しかし利益が出た場合には利益を得ることができますが、逆に失敗してしまうと損をしてしまいます。
そういったリスクを回避するには、投資信託を始める際に依頼する投資信託の運用方針や投資する金融商品などを調べることも大切です。


まとめ

時間そのものをお金で買うことはできませんが、お金を支払うことで時間を作ることはできます。
作った時間を勉強や他の活動など、有益に活用することは、成長にもつながるでしょう。


しかし、お金がないと時間を作ることが難しいため、時間を確保できつつ、お金を作ることができる投資信託は人生の幸福度を上げるためにも良い選択肢かもしれません。